成績の上がる個別指導塾の選び方

こんにちは。
皆さんは塾に通っていますか?
今では学校だけでなく、学習塾に通うことが当たり前の世の中になってきていますよね。
そして様々な形式の塾がある中で、人気なのが個別指導塾かと思います。
でも個別指導塾と言っても様々な形式があり、その中でどんな個別指導塾が自分には合っているのか?
数えきれないほどの塾がある中で、どういった観点で塾探しするのが良いのかを本日はお話ししたいと思います。

目次

はじめに

まず絶対に塾選びの際にやって欲しくないことをお伝えします。
それは、料金で決めることです。
毎月の支払いには塾によって、1万円以上の差がある場合もあります。
しかし、月謝の安い塾には途中で追加のオプション授業を提案されたり、テスト対策講座で別の料金を取られてしまったり、、
塾というのは学校と違い、会社です。
そうなると当然ですが、利益が出る仕組みを持っています。
そして同じような個別指導という枠組みで運営している以上、ある程度年間での売上や支出は決まっています。
つまり、どこの塾に通ったとしてもある程度年間でかかる費用は変わりません。
よくただより高いものはないと言いますが、見た目の料金に騙されて塾を決めるなんてことは絶対にしないようにしてください。

実際の個別指導塾を参考に、月にかかる費用(料金)を学年別に比較してみました。
月間でかかる合計の費用(週1回)は小学生平均11,630円、中学生平均22,960円、高校生平均29,040円となっております。

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塾に通う目的は人によって様々ありますが、最も多くを占めるのは当然“成績を上げること”になるかと思います。
安いものを買うのでなはく、 “成績を上げること”を常に主軸に考えるようにしましょう。

成績が上がらなければどんなに安くてもお金の無駄です

では実際に成績を上げるためにはどんな観点で考えていくべきなのか、重要となる3つの観点をお伝えします。

授業形式という観点

まずは授業形式です。
個別指導というと先生1名に対して何名の生徒を連想しますか?
実は個別指導と一口に言っても、完全マンツーマンの1対1から1対5までとかなり広く定義されています。

個別指導塾と聞くと1対1のマンツーマン形式で指導を受けることができるというイメージを持たれているかたは多いのではないでしょうか?
ただ実際は1対1の形式のほかに、講師1人につき2人から5人の生徒を個別に指導する形式を個別指導と呼んだりもしています。特に個別指導塾では講師1人に対して生徒3人の授業形式が一般的です。

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では、このような形式でどのような形式が自分に合うのでしょうか。
それは、どのように授業を受けたいのかによって変わってきます。
先生1名に対しての人数が少なくなればなるほど、先生からの解説の時間が増えます。
逆に先生1名に対しての人数が多くなればなるほど、演習(問題を解く)時間が増えます。
そしてこの解説と演習のバランスですが、偏差値帯によって相性が出ます。
ここではより簡単に考えるために今のテストの点数が平均点より上か下かで考えましょう。
皆さんここで勘違いする方が多いのですが、実は解説が多く必要な人というのは、平均以上の学力が取れている人になります。

なぜ??と思われた方も多いと思います。
理由は“わかる”“できる”は違うからです。
解説を聞けば大半の子どもはその問題が”わかる”ようになります。
しかし、”できる”ようになるのはまた別の問題です。
成績を上げるためには、”できる”ようになることが大切なのです。

この”できる”ようになるために重要となるのが、演習の時間になります。
学校の授業だけで成績が上がらない理由はここにあります。
学校の授業はどうしても1対多数の解説中心方式になります。
ですので十分な演習時間を確保することができません。
例え話でも考えてみましょう。
皆さんはスポーツの経験はありますか?
プロのプレーを見て理屈が分かってもできるようにはならないと思います。
ではできるようになるにはどうするか?
そう、演習(練習)ですね。

自分で解けるようになるまで演習が必要

解説が効果的になるのは、ある程度の演習を自分でできるようになり、どうしても詰まってしまったときになります。
ですので、逆に平均点以下の勉強が苦手な人ほど演習がたくさんできる形式の方が結果的に成績が伸びたりします。

当然、授業形式として先生1名に対しての人数が少なくなれば授業の単価は上がります。
しかし、その分解説中心で学習できるような人は、そこまでの授業回数を必要としないので結果的にかかる費用はそこまで変わりません。
逆に演習回数が多く必要な人は授業の回数がたくさん必要となるので、安い授業回数でもたくさんの授業を受ける必要があります。

自分の成績状況と、解説と演習のバランスを考えた授業形式を選択するようにしましょう。

担当固定という観点

次に担当固定という観点です。

担当固定とは、毎回の授業を担当する先生が変わらないという制度です。
個別指導塾の中には、毎回先生の変わる塾と、ずっと同じ先生が授業をしてくれる形式が存在しています。

個別指導の最も大きなメリット

こちらに関しては当然、担当の先生が決まる塾の方がいいとは思います。
担当する先生がずっと同じであることによって、苦手な範囲を把握してくれる、関係性ができ質問がしやすくなる、自分の性格や生活リズムを考慮した学習計画や宿題を考えてくれるなどメリットしかありません。
ですので、基本的には担当固定制度のある塾を選択することが必須にはなります。

しかし、担当固定の方法もさらに細分化すると、“塾から指定して”固定の塾と“自分で選択して”固定の塾が存在します。
ここは塾を決定する前に必ずチェックをしておきたい部分です。

個別指導塾の先生は、大学生のアルバイト講師であることが一般的です。
そして残念なことにアルバイトという雇用形態上、一生懸命頑張ってくれる先生と、その場で授業だけして給料さえもらえればという先生が存在します。
そして塾を運営していくためには、一定数給料さえもらえればという先生も雇用しなければならないのが現実なのです。

塾側の都合に振り回されてはダメ!

そういった先生たちにも授業を受け持たせるために、”塾から指定して”固定の塾が存在します。
そのような先生から逃れるためにも、できるだけ”自分で選択して”固定の塾に行くようにしてください。

またこれは居住地にもよりますが、できるだけ偏差値の高い大学の最寄駅にある個別指導塾を選択することをおすすめします。
理由はいわずもがなですが、いい先生と出会える確率がグッと高まります。
当然、偏差値が高ければいい先生ということではありませんが、偏差値というのはある程度の人間性を担保するひとつの指標ではあります。
在籍している先生の大学などもチェックできそうであれば、事前に確認しておきましょう。

学習カリキュラムという観点

最後は学習カリキュラムという観点です。
カリキュラムというのは、個人ごとの学習計画です。
このカリキュラムの有無も塾の決定に際して非常に重要なポイントになります。

自分で計画を立てるのは大変、、

ただカリキュラムが足枷になってします可能性もあります。
カリキュラムのメリットとしては、自分で学習計画を考えずに指示された内容を進めるだけで目標を達成できることと、今の学習が順調なのか遅れているのかということが可視化されることになります。
一方で自分で学習を進めることができることができる人からすると、学習する範囲やペースを指示されるのは少し煩わしいかもしれません。
念のためという形で既に理解できている内容をもう一度学習することになっていたり、必要以上の学習内容を提示される可能性もあります。
また、塾で受講していない科目も受験には必要です。
そのカリキュラムを進めることで、受講していない科目の学習時間を確保することができますか?
自分で学習内容を考えられる人は、塾から指定される余剰な学習内容をカットすることができる可能性もあるので、自分の学習スタイルにどちらが合っているのかは見極めてみてください。

最後に

個別指導塾にはこれらのシステムを複合的に組み合わせた、様々な形式の塾が存在しています。
しかし、成績を上げるために最も重要なことは、自分で疑問点を解決する力を身に付けることです。
そのためには”わかる”ではなく”できる”状態を目指していきましょう。
こちらの記事を参考に、皆さんにとってのベストな個別指導塾を選択してみてください。

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