こんにちは!
前回は経済学部と経営学部について、違いにも触れながら紹介してきました。
第3弾の今回は、商学部について触れていきます。
経済学部と経営学部との違いは?というような疑問解消も進めていきます。
商学部の特徴
早速、商学部の特徴について触れていきましょう。
商学部は、ものすごく平たく言うとお金の勉強をする学部です。
ん?それじゃ経済学部と経営学部と何が違うの?と思いますよね。
そうなんです。
実はこの3つの学部は、根幹にあるものは同じになります。
強いて言えば、商学部は経営学部よりの学部になります。
前回の復習も兼ねて、もう一度見直してみましょう。
経済学部は、大きな市場という規模でのお金の動きを学ぶ学部。
経営学部は、企業という小さな規模でお金や人や物の動きを学ぶ学部でしたね。
そして商学部は、企業の中でも物流などのマーケティングや会計などに特化した学部になります。
経済学部との違いは、扱う範囲の大きさです。
経営学部との違いは、経営学部は企業経営のジェネラリストを目指すのに対し、商学部は企業経営の一部分のスペシャリストを目指す学部になります。
マーケティングや企業戦略、簿記や会計学など、企業活動の中の何に特化するかによっても様々な角度から学びを得ることができます。
またお金の勉強ということで、数学が必要なのではないかと心配な人もいると思います。
でも、心配いりません。
商学部は、四則演算ができれば問題なく学習を進めることができます。
経済学部は数学が必要だから心配という人は、商学部はおすすめの学部ですよ!
卒業後の進路
続いて、商学部の卒業後の進路のことになります。
商学部も他の文系学部と同じように、商学部でないと進むことのできない業界などはありません。
理系からでしかなることのできない専門職や資格職以外には一通り就職することができます。
ただ、経済や経営と同様にお金関連の勉強が多いので、金融業界は人気であることが多いですね。
また、流通やマーケティングの知識を活かし、商社やメーカーへの就職も根強い人気です。
取得資格に関しても経済学部や経営学部と重複するものが多いですね。
人気の資格は、公認会計士や税理士、ファイナンシャルプランナーや日商簿記などが多いですね。
公認会計士や税理士は、前回の経済学部と経営学部の記事でも触れたように、大学だけでなくダブルスクールをする学生が非常に多い印象です。
合格がかなり難しい資格なだけにリターンは大きいですから、チャレンジしてみてもいいかもしれませんね。
商学部が有名な大学
最後に商学部が有名な大学についてです。
経営学部と商学部は区分が曖昧になっている大学も多いのですが、今回は名称が商学部とされている大学だけをまとめていきますね!
一橋大学
まずは、一橋大学です。
日本の大学で商学を学ぶのであれば、おそらく一橋大学がトップでしょう。
旧三商大(一橋大学・神戸大学:経営学部・大阪市立大学)と呼ばれる大学群のひとつで、商学部を目指す学生からはかなり根強い人気があります。
商学部としては、最も歴史のある大学で、特にマーケティングを学ぶには持って来いの大学ですね。
1年生の時からゼミがあることも特徴として挙げられます。
少人数で質の高い教育を受けることができるなんて、非常に贅沢な学校です。
しかし、難易度もトップクラス!!
一橋を目指すなら、早期からの対策は必須となるでしょう。
大阪市立大学
次は、大阪市立大学です。
こちらも旧三商大のひとつです。
一橋大学と神戸大学からは少しレベルは落ちますが、それでも商学を学ぶには非常にいい大学です。
大阪市立大学も少人数ディスカッションなど、濃い学びを得ることができます。
また、三大学学生研究討論会という旧三商大でのゼミ討論会があることも特徴です。
ひとつの大学に在籍しながら、他の大学の学生とも交流を持つことができるのはかなり貴重な体験だと思います。
早稲田大学
私立大学で商学を学ぶのであれば、早稲田大学が非常におすすめです。
早稲田大学商学部には熱狂的なファンを持つような、有名な教授人も揃っており、早稲田大学の中でも特に人気の学部と言えます。
1・2年生で基礎的な内容を学習し、3年生からは「経営」「会計」「マーケティング・国際ビジネス」「金融・保険」「経済」「産業」の6種類のトラックと呼ばれる分野別の学習に移行していきます。
細く区分された専門的な学びにより、学問的に商学を学ぶのでなく、より実践的な内容を学ぶことができます。
また、一橋大学や大阪市立大学のような少人数生とは反対で、かなりの学生数を要する学部です。
よく言えば、多様な人と関わる機会を持てるということですね。
どちらが自分に合うのかということは考える必要がありますが、環境面も加味して大学の選択ができるといいですね。
まとめ
いかがでしたか?
経済・経営・商学と続けて紹介をしてきました。
特徴が近しい学部なので、違いが少しでも理解できれば幸いです。
自分が学びたい領域はどのあたりになるのか、しっかり考えて進路選択をしてみてくださいね!
では次回の記事で!!