英検受験のメリットは?CBTってなに?英検の種類ごとの特徴を解説!大学受験への活用もお伝えします!

英検の受験を検討したことのある人は多いのではないでしょうか?
この数年間で英検を受験することで、大学受験において大きなメリットを享受できるようになってきました。
そんな英検ですが、種類が増え少しややこしくなってきています。
今回の記事では、英検の種類や難易度、そしてその活用方法などについて解説していきたいと思います。

目次

そもそも英検とは?

まずは英検について知ることからはじめていきましょう。
英検の正式名称は”実用英語技能検定”といい、公益財団法人日本英語検定協会によって実施されています。
1963年に第1回が実施されており、60年近くの歴史があります。
民間資格ではあるものの、文部科学省からの後援もあり、受験や面接などで有利になることも多いですね。
また、複数の種類や難易度が用意されており、幅広い受験層の英語力を測ることが可能です。
年間で400万人近くの受験者がおり、日本の英語試験の中でも最もメジャーな試験と呼ぶことができるでしょう。

難易度

英検には全部で7段階の種類が用意されています。

英検HPより参照

5級から1級まで段階が用意されており、3級より上のレベルには面接試験をメインとするスピーキングテストも含まれます。
受験を始めるのはどの級からでもOKで、3級の次に2級にチャレンジということも問題ありません。
中学生であれば3級からのスタート、高校生なら準2級からスタートされる方が多いように思います。
また、隣接する級であれば(ex.3級と準2級、準2級と2級)、同日にダブル受験をすることも可能です。
準1級以上は一気に難易度が上がるので、多くの人は2級を目安に目指すことが一般的です。

英検の種類

続いて、英検の種類についてです。
複数の種類が用意されている英検ですが、それぞれに特徴があります。
それぞれの内容について確認していきましょう。

英検

まずは、英検についてです。
英検のメインの試験となります。
受験対象者は英語の学力を測りたい全ての人になります。
一般的に認知されている試験ですね。
筆記形式の一次試験と面接形式の二次試験で、2日間に渡り実施されます。
なお、二次試験は一次試験合格者のみ受験が可能になります。
筆記部分はライティング問題以外はマークシート形式になっています。

英検HPより引用

年間で3回の実施であり、おおよそ6月、10月、1月に実施されます。
合否以外にもスコアも発表され、その結果を大学受験などに利用することが可能です。

英検 S-CBT

続いて、英検 S-CBTについてです。
大学受験を検討している人には必見の形式です。
こちらは上記の英検のオンライン版と考えてもらうとわかりやすいかもしれません。
基本的な問題の構成や、合否の結果は従来型の英検と同じになります。
では、どのような違いがあるのでしょうか。

主な違いは、受験日程と受験方式になります。

まず受験日程ですが、かなり多くの日程が用意されています。
原則、毎週土曜日に実施されています。
また、年間の実施期間を3つに分けているのですが、その各実施期間で2回ずつの受験が可能です。
従来型の英検に比べ2倍の受験機会を得ることができるので、大学受験で英検を使いたい人にも安心ですね。
当然従来型の英検との併用も可能なので、組み合わせることで年間最大9回の受験が可能になります。

そして受験方式ですが、コンピューターを使った受験方式となります。

英検HPより引用

全国各地のテストセンターで実施されており、上記の方法でそれぞれのセクションを回答していきます。
Writingに関しては、キーボードでの入力か手書きの選択も可能です。
英文のタイピングに不慣れの人にも安心ですね。
また、従来型との最も大きな違いは、1日で全ての試験結果を確認することができます。
従来型の試験の場合は、一次試験が合格できなかった場合に二次試験を受験することができませんでした。
しかし、S-CBTであれば1日で全ての受験を完了させ、スコアを得ることができます。

このような特徴を持つS-CBTは、大学受験の利用を検討している方にぴったりの形式になります。
何度も繰り返し受験することで、弱点の克服に繋げることもできます。

英検 S-Interview

次は英検 S-Interviewです。
こちらは従来型の実施方式で、全員が二次試験のスピーキングを実施可能となっている方式です。
従来型の形式でありながら、確実にスピーキングを受験できるので受験などにスコアを利用しやすいというメリットがあります。
しかし、こちらは合理的配慮が必要な方に受験が限定されており、一般の方は受験ができない方式となります。

英検HPより引用

英検 Jr.

続いて英検 Jr.です。
こちらは児童向けの形式になっており、合否がでない英語に慣れ親しむことを目的とした試験になります。
形式もリスニング試験の選択式のみの出題となっています。

英検HPより引用

またグレードも、上記の英検とは異なり3つのグレードで用意されています。

英検HPより引用

英語への興味関心を高め、学習意欲を向上させたい時に受験したい形式ですね。
ここからの時代は英語がより重要になるので、小学生の間からどんどんチャレンジしてみて欲しい試験です。

英検 IBA

最後は英検 IBAです。
従来型の英検をもっと手軽に受験できるようにと用意されている形式になります。
測定したい能力ごとに3つの受験形式があります。

英検HPより引用

もちろん従来型の試験を受験して場合のスコアも確認することができます。
簡易版のため2技能からでも受験をすることができるのがいいですね。
しかし、こちらは集団での申し込みが必要となっており、個人での申し込みができませんので注意です。

英検受験のメリット

様々な形式の英検がありましたが、ここからは結局英検を受験することでどういったメリットがあるのかをお伝えします。
英検受験のメリットは、やはり大学受験で優遇されるということではないでしょうか。
英検を利用した受験方式には大きく2種類あります。

英検が出願資格となるケース

まずは英検が出願資格となる形式です。
こちらは、英検2級を持っていなければそもそも受験を認めません!という形式です。
例えば、法政大学の英語外部試験利用入試では英検が出願資格となっており、英検2級(もしくは英検準1級以上)を取得済みの場合は、1科目のみで受験をすることができます。
このような状態を作ることができれば、対策しなければいけない科目を減らした状態で受験に望むことができます。

[blogcard url=”https://nyushi.hosei.ac.jp/nyushi/toitsu_a”]

英検を得点換算するケース

続いて英検の取得したグレードにより、得点に換算する形式についてです。
こちらも受験における優遇制度ですが、取得したグレードにより当日の受験を免除し、英語の点数として換算してくれる大学もあります。
例えば、近畿大学では取得したグレードとスコアによって、英語の点数を70〜100点で換算してくれる制度があります。
出願資格のケースよりも利用のハードルが下がるので、取得したグレードによって様々な受験戦略を立てることができますね。

[blogcard url=”https://kindai.jp/exam/system/general1_a/heigan.html#gaibusiken”]

まとめ

いかがでしたか?
英検について理解を深めることができたでしょうか?
大学受験を検討するのであれば、英検は必ず受験をしておきたいものになっています。
様々な形式が用意されているので、まずは自分の英語力に見合った形式からチャレンジしてみることをおすすめします。
そして、大学受験直前期にはS-CBTにどんどんチャレンジして、受験の優遇を受けられるようにしてみてください。
では、次回の記事で。

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