大学生や大学受験生にとって気になることの大きな一つに就職活動があります。最近は就職活動も落ち着いたシーズンになって来て、世間でもスーツの学生は減りつつありますね。就職活動は自分の将来を左右しかねない大切なイベントになりますので、ほぼ全ての学生が本気を出して頑張りますが、実際に経験しないとわからないことだらけ。
そこで、今回は就職活動を大学受験と絡めながら少しでもわかりやすいように解説したいと思います。 特に気になる大学名による就活の有利不利をを質問形式でできるだけ一般化して回答してみます。世間一般ではあまり声を大にして言えないことですが、ここはブログなのでこっそり書いてみますね。
Q1.学歴差別って実際のところ本当にあるの?
とてもよくある質問だと思います。 実際のところ、学歴差別はあります。 差別という表現を使うと少し過激ですが、 もう少しオブラートに包んだ言い方をすると学歴セレクションです。
ではなぜ、学歴によるセレクションが存在するのでしょうか?大学生サイドから見るとこの学歴差別は不公平に見えます。しかし、企業サイドから見ると学歴差別をしないととんでもなく膨大な作業を行う必要が出てきます。
年収がいい、休みが多い、福利厚生が整っている…etc など、人気になる企業には何らかのメリットがあることが多いですよね。 そういった企業には当たり前ですが、沢山の応募者がきます。そりゃあもう数万人という応募が来る企業もあるのではないでしょうか? その中から多くて100人くらい、少ないと数十人程度しか採用はされないわけですね。
企業の採用活動にも非常にお金がかかります。さらに研修にもお金がかかるので、人事の立場としても湯水のようにお金を使うわけにはいきませんね。 ここで学歴差別、又の名を学歴セレクションが必要になってきます。 簡単にいうと、手っ取り早く優秀な子を採用したいということですね。
Q2.何で難関大学が優秀と決めつけるの?
それでも、難関大学の子が優秀とは限りませんよね。 これにはカラクリが存在しています。ここで大学生が思う優秀と、企業が欲しい優秀をわかりやすく表現してみます。
ここで伝えたいことは、大学生は結果や見た目を重視しているのに対し、企業がその結果や見た目を構成する本質を見極めようとしているということです。
難関大学の学生というのは、一般的にとんでもないコネでもなければ、人生のどこかのタイミングで他者を凌駕する勉強をしていることが大半です。そして、膨大な知識量を頭に入れる情報処理能力、難しい問題を回答する課題解決力に長けている可能性が高いのです。よって、大学内でもより先進的な内容に取り組んでいる可能性も高くなりますし、大学卒業後に関してもそのような成長が見込める可能性が高いということです。あくまで可能性ですよ。
Q3.実際のところ、どこまでが学歴フィルターに引っかかる?
これもよくある質問ですが、中々難しい質問です。
狙う企業によっても異なってくるかなとは思いますが、 実際の就職活動を考えると、 GMARCHや関関同立は普通、有利でも不利でもない中間の地点でしょう。 世の中に存在する優良とされる企業(?)に対して、学生の数が圧倒的に多すぎるんですね。人気どころの企業というのは大半が難関大学の学生によって占められてしまいます。
東大、京大、早稲田、慶應義塾だけでも1学年の卒業生が2万人近くいますので、GMARCHや関関同立だからといって有利に働くことはほぼないでしょう。
最新!「有名企業への就職率が高い大学」TOP200 | 本当に強い大学
ちなみに早慶上智とGMARCH+関関同立の上場企業就職率を比較してみるとこんな感じです。上場企業といってもたくさんありますのであくまで参考程度に。
4位:○東京理科大学(43.2%)
6位:○早稲田大学(40.9%)
16位:○上智大学(37.4%)
17位:○同志社大学(36.6%)
19位:○明治大学(35.4%)
25位:○青山学院大学(33.4%)
30位:○関西学院大学(32.2%)
32位:○中央大学(31.8%)
33位:○立教大学(31.7%)
36位:○立命館大学(30.6%)
47位:○津田塾大学(28.7%)
48位:○国際基督教大学(28.7%)
49位:○日本女子大学(28.4%)
※慶應義塾大学は非公表のためランク外です。
東洋経済「有名企業400社+公務員」実就職率(2019年卒)より引用
ここからが本題!大学名に自信がない場合はどうしたら良いの?
ここまでつらつらと大学名と就職について書いてきましたが、ここからが本題です。本当の就職活動においては大学名なんて本当にどうでもよいというこです。
そもそも、大学名だけでラベリングされるような企業に行きたいと思いますか?大学名だけでしか判断できない企業に未来があると思いますか?
企業が知りたい本当の力はその学生の本質的な力です。大学名に自信がない学生ほど、ここに力を入れて残りの学生生活を過ごして欲しいと思います。サークルの幹事長をやっていたとか、留学に行ったことがありますとか、TOEIC900点代ですとか、どれもしょうもないです。そんな人は難関大学の学生には掃いて捨てるほどいます。
本当に大切なのはその出来事から何を学んでいるか、どういう苦労があったかです。サークルの幹事長をやっていたのであれば、サークル内で起きた問題とそれを自分がどう苦労しながら乗り越えたのかが大切になります。これがその学生を形成する本質ですよね。看板だけで勝負しようとしたら難関大学の学生には勝てません。ここからの時間を最大限フルMAXで利用し、就職活動を生き抜いてくださいね。
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