今回は前回の英単語編に引き続きシリーズ物第2弾の英文法編です。
勉強を志す人ならば、誰でもこれから勉強できるをモットーに、英文法を極めるために僕がやったことをつらつらと書いていきますね。
ちなみに、前回の英単語編の記事がこちらになります。
[blogcard url=”https://manabu.biz/hensachi_from30to70_vocabulary”]また、おみが執筆している30歳サラリーマンが英語を勉強する!での英文法の記事はこちらになります。共に学ぶという雰囲気が伝わっており、とてもいい記事ですよ!
[blogcard url=”https://manabu.biz/salaryman-week5/”]前回の英単語の記事で勉強の考え方については記述しましたので、今回は早速英文法の勉強に入っていきますね。
英文法の勉強を3つに分けてみる
これは前回の英単語の記事でもお馴染みですが、基本的に勉強はできるだけ細分化して対処すると良いです。どこまでは理解できていて、どこからは理解が不足している、のように自分の現在地点を把握することが勉強においてとても大切です。
理解はしているけど入力できないとか、入力はしているけど出力できない、みたいに自分の問題点をできるだけ見える化することが勉強が上手になるコツです。
現在地点の把握をしないと、毎回全部勉強し直すみたいなハードモードみたいな勉強になってしまいます、嫌ですよね、楽がいいですもの。
デジャブかな?って思うくらい、英単語の勉強と一緒ですね。実はそうなんですよ、基本的には、①ちゃんと分かって、②ちゃんと頭に入れて、③ちゃんと頭から出すこと、ができればどんな範囲も基本は一緒です。
なので、今回もこの3つのパートに分けて、英文法をわかりやすく解説&ロードマップを明示していきますね。
Part1:英文法の理解(1ヶ月目)
英文法に関しては大切なことは2点あります。①文型というルールを覚えること、①英文法をいくつかのグループに分けることです。
最初にルールを徹底的に覚えることが大切です。これは英単語学習における品詞の理解に近いです。実は英文の並びには厳格なルールが存在します。
次に、英文法全体をグルーピングすることが大切です。できるだけ少ないグループで覚えることができれば、脳のキャパシティを多く割く必要がなくなります。
それぞれ解説していきますね。
①文型ルールを覚える
まず、文型に関しては5つのルールを理解することが大切になります。これに関しては一旦暗記モノとして割り切りましょう。たった5つのルールなので。がんばりましょう。
これに関しては、下記教材がおすすめです。おみが書いた記事でも紹介されていますが、英語初学者が読んでも非常にわかりやすいので一読の価値があります。
文型を構成する4つの仲間たち
SVOC!SVOC!と大きな声で叫びながら覚えてください(嘘)
一旦覚えてしまえばとっても簡単です。Sは主語、Vは動詞、Oは目的語、Cは補語です。
大切なのはSになるのは何詞だろう?とか、Vになるのは?と考えながら勉強することです。前回の英単語の際に出てきた単語の理解がここら辺で既に生きてきます。
英単語をただ闇雲に覚えていると、英文法を学習する際に、品詞ってなんだろう?とまた振り出しに戻ってしまうんですね。もし、勉強ができるようになりたい!って思うのであれば、楽をしようとせず苦しむ覚悟も大切です。
5つの文型ルールたち
「文型ってなんですか?」
と思う人もいますよね。僕もそうでした。文型というのは文中の単語の並び方のルールのことです。
そして、実は文型のルールは5つしかないんです。英語って複雑だなーって思っていた人も、ここで一旦気持ちを改めて5つしかないなら簡単じゃん!って思って欲しいです。
上の画像ではザクッとした使い方を説明しています。ちなみに、SVC型やSVOC型の文章ってあまりなく、SVO型やSVOO型とても多いんですよ。
よくよく考えると当たり前ですが、「私は〜です」みたいな文章ばっかりでは会話は成り立ちません。自己紹介を永遠とする会話って変ですものね。
「私は〜する」みたいなSVO型が文章の多くを占めるのも納得です。すこし頭を捻るとわかりやすいですね。
この5つのルールに関係詞や接続詞などが出てきて、文章を合体させたり、文章を省略させたり、いろいろややこしくする厄介者がいるんですが、それはまた英語長文編で解説します。複雑になっちゃうので。
②英文法をグループに分ける
つぎは覚えたルールを応用できるように広げていきます。実は中学から高校で習う英文法は大体20単元くらいあるのですが、それをバラバラに覚えたら大変です。
上記の画像のように分けると、単元をバラバラに覚える必要がありません。また、このグループに関しては混合した出題になることがともて多いので、違いを理解しながら覚えるといいですよ。
ちなみに、細かく定義まで入れるとこんな感じ。
時制関連
準動詞関連
接続関連+その他
加えて、単元をただ覚えるのではなく、上記の画像のように単元の定義(意味する内容)までしっかり覚えることで、徐々に楽になっていくので意識してくださいね。
不定詞ってなんですか?って聞かれた際に、不定詞とは〜だよって答えられるようになっていると理想的ですね。
★英文法理解のポイント
文型というルールを覚える!
できるだけグルーピングする!
定義をしっかり理解する!
Part2:英文法の入力(2ヶ月目〜入試までずっと)
さあ、理解さえしてしまえば、あとは覚えるだけです。この覚えるのが中々に大変なので、覚悟して臨んでください!(実はここからが大変)
教材に関しては、下記の教材をおすすめしておきます。僕も使っていたので愛着あります。多くの受験生には見覚えがあるのではないでしょうか?
Next Stageは通称ネクステと呼ばれる受験英文法の中ではバイブル的な存在です。英文法、語法、イディオム、会話表現、発音アクセントが掲載されている英文法の問題集です。
今回は英文法を学ぶ記事なので、基本的には第1章英文法と、第2章語法を学んで欲しいと思います。なんで語法もやらなきゃいけないんだ!って思うかもしれませんね。
実は入試問題における英文法では、英文法の問題だけでなく、語法(単語の使われ方)まで問われることがとても多いです。なぜやるのか?に対する回答は、入試に出題されちゃうからです。
偏差値が高い大学であっても、割と落ち着いた大学であっても英文法の知識はとても大切です。特に高偏差値の大学を受ける受験生は、英文法が出題されないからと英文法を軽視しがちな傾向がありますが、長文の中でも英文法を問われることは多々あります。しっかり対策しましょう。
特に上智大学などでは英文法ができないと解けない問題が山盛りですよ。
使い方に関しては特別なことはあまりないです。Next Stageは英文法と語法の問題数が742問ありますので、それを徹底的に解けるようになること。グリグリやるしかありません。
さらに不幸なことに、人間の記憶は概ね二日しか持ちません。1日10問のようなペースで学習をしていると、1週するまでに約75日かかってしまいます。75日前の記憶が明瞭な方なんているんでしょうか?いるなら会ってみたいですねー。
自分を過信せず復習を徹底的に行うことで、脳みそに叩き込んでいきましょうね。忘却曲線を再掲しておきます。
引用:北本向学館
★英文法入力のポイント
人間の記憶は2日しか持たない!
徹底的な反復で暗記をしよう!
Part3:英文法の出力(Part2が終わり次第並行して)
最後は英文法のアウトプットになります。英文法に関してはここが鬼門になります。
多くの受験生は独立した単元、つまりは1つひとつの単元であれば解くことはできても、総合問題になると解くことができなくなります。これはなぜでしょう?才能でしょうか?
違います。これを解決するためには練習量しかありません。徹底的なインプットとアウトプットの往復にのみ、これを改善する道があります。また、問題数を多く解くと出題されるパターンが読み取れる場合があります。
よく見受けられるのが、インプットのみをやっている、アウトプットのみをやっている、という状態です。片方ではなく、両方を同時並行でやるよう心がけましょう。
アウトプットをする際に意識していたことは、アウトプットはインプットの漏れを探す作業であるということです。
アウトプットを実力試しと思うと、できなかった時に凹んでしまいますよね。ですが、そもそも英文法という見慣れないものを頭に入れようとしているのですから、できてなくて当然ですよね。たった742個です。徹底的な入力出力の往復で潰していきましょう。
ちなみに、おすすめの教材は以下の教材です。若干版が古いですが、英文法をランダムに学習する上で本書より優れたものがまだ出版されていないのが現状です。
まずは標準編から取り組み、余裕があれば難関編へ進みましょう。ちなみに、僕は標準編までしか手をつけていません。難しいことができると学力が高いのではなく、基礎的なことを徹底的にできると学力は高まります。無理せず一歩ずついきましょう。
★英文法出力のポイント
徹底的に練習しよう!
入力と出力同時並行で行う!
まとめ
いかがでしたか?
英文法の勉強仕方の外観が伝われば、今回の記事は成功だと思っています。
Part1の英文法の理解が、のちのPart2&3を楽にすることを忘れずに勉強して欲しいと思います。理解なくして入力出力なしですよ!
最後に楽になりたいのであれば、最初の段階でできるだけ頭を捻りましょう!応援しています。