【古文編】大学受験で偏差値30からたった4ヶ月で偏差値70に達するまでに僕がやったこと。

こんにちは、偏差値30台からでも大学受験を目指すシリーズの6回目は古文になります。

古文は文系受験生の中でも苦しんでいる人が非常に多い科目にも関わらず、入試全体の配点の中では割と小さく、コストパフォーマンスは良いとは言えません。

しかし、難関大学を目指そうとすると古典での失点は命取りにつながる恐れがありますので、今回も手を抜かずにしっかりかっちり頑張っていきたいと思います。

目次

そもそも古文の勉強を分解すると?

おきまりの分解になります。

もう前回の記事を読んでもらっている方には非常にくどい話になってしまいますが、今回初めて僕の記事を読んでくださっている方もいらっしゃると思いますので、ここも念入りに。

 

どんな勉強も同じですが、基礎力を身につけ、ルールを理解し、ひたすら練習することが大切になります。

基礎だけを身につけても実戦では使えませんが、実戦だけやっていても試合では活躍できないのと同じですね。

古文の勉強を大きく分ける、語彙を身につけ文法を理解し長文を読み解くことです。

このように、全体を理解することを促しているのは、勉強の効率を最大化するためです。

自分がいま学んでいることはどの段階にあり、全体の中でどのような立ち位置にあるのかを意識しながら勉強することがとても大切になります。

忙しい勉強の中だと見失いがちになりますが、しっかり立ち返り見る習慣を持ちましょう。

Part1:語彙を増強する(通期)

古文の勉強においても、語彙力はとても大切になります。

古文の世界の語彙力に関しては大きく分けて2通りあり、単語力と常識力になります。

古文単語は言わずもがなですが、文法問題を解く上でも、長文問題を解く上でも非常に大切ですね。

書店や学校で配られる単語帳は概ね300語程度のものが多いですが、基本的にはどの教材を選んでも問題はないかと思います。

一応おすすめは上記の『読んで見て覚える重要古文単語315(3訂版)』です。

古文単語は現代日本語と似ているが、全く違う意味の単語も多く、そういった単語はイメージが大切になります。

挿絵が多く、注釈も多い単語帳だと一語一義のようなパワフル暗記にならずに済むため、こういった点でおすすめできる書籍ですね。

 

また、古文の読解には古文常識の知識が欠かせません。

これは現代日本の常識とは全く異なる点が多々あり、この知識を知らないと情景がイメージできない文章もあります。

また、極端な問題だと古文常識さえあれば解答できる設問すら存在します。

古文常識については学校ではあまりタッチされない内容かと思いますので、少しだけ解説を入れておきますね。

例えば、現代日本では男性が女性をこそこそ盗み見るような行為をすると犯罪行為に当たる可能性もありますね。

しかし、古文の世界では男性が女性を盗み見ることは悪いことでも恥ずかしいことでもないのです。

なので、文中では盗み見ることで男性は満足し、女性はバツが悪いのような表現があることもあります。

このような古文常識が読解を楽にすることもあるので手を抜かずに頑張りましょう。

Part2:文法を理解する(2ヶ月目くらいまで)

次は段階は古典の文法を理解することです。

この古典文法が苦手な受験生は多くいますよね、僕もそうでした。

でも裏を返すと、皆が苦手ということは点数を取れば周囲を引き離すことにもつながりますね(苦しいことには変わりない)。

古典文法に関しては暗記をすればなんとかなりますので、暗記をしやすい教材を紹介していきます。

文法参考書はこちら

まずは難解な古典文法をやさしく解説する教材を一冊選びましょう。

動詞、形容詞、形容動詞、助動詞、形容詞、敬語などを1から解説していく参考書で、軽快な解説をしてくれる1冊を紹介します。

いきなり問題集に入ることも可能ではありますが、問題集は解説が薄くなる傾向があるため、どうしても暗記に偏ってしまうので、できれば参考書から入ると吉です。

文法問題集はこちら

問題集は鉄板ですが、上記の教材がおすすめです。

河合塾から出版されている教材で、非常にシンプルですが、網羅的に全範囲の古典文法を演習することができます。

難易度としては非常に優しいため、受験勉強の基礎固めから、定期テスト対策においても使用することができるのでおすすめです。

使用をする際は各単元の問題が解けるようになることに加えて、活用表を丸暗記するように努めましょう。

未然、連用、終止、連体、已然、命令、と暗唱しながら、それぞれの活用を頭に叩き込むことで基本的な問題に対応することができるので、サボらずに←ここがなかなか厳しいところですね。

ここからはGMARCHや関関同立をはじめとする難関大学受験生には取り組んでほしい範囲ですが、文法の理解を中文の中でもできるようになると尚良いです。

『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル3訂版』の上位教材になっており、同じ単元の順番でより高度な内容が扱えるようになっています。

基礎を『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル3訂版』で行い、同時並行で『ステップアップノート30古典文法トレーニング』を用いてより高度な問題にも手をつけることができるようにしましょう。

Part3:読解を練習する(2ヶ月目くらいから)

最後はいつも通り練習です。

ここでは問題集に取り組むことが大切になりますが、こちらに関してはできるだけ同じ出版社の教材を用いることがおすすめです。

いろんな出版社の問題をバラバラと使うと、内容であったり文章であったりに重複が出てしまうこともあるので、できるだけシリーズ化された同じ教材を用いましょう。

英語長文に関しても同じことが言えますが、読解に関してはただ闇雲に問題を解き続ければ良いというものではなく、自身が解いた長文の中で不明な点がないように徹底的に読み込むことが大切になります。

古文に関しては言えば、わからない単語はないか、全て品詞理解できているか、文中の主語述語ははっきりしているかを理解した上で、次の長文に進むようにしましょう。

解いた長文は試験では出題されませんが、解く上で身につけた知識は試験で出題される可能性があります。

試験でよく出てきた表現が問題集になっているので、たくさんの問題集を扱うのではなく、少数冊も問題集を徹底的に使い倒す勢いで勉強しましょう。

番外編:「それでも読めないよ、古文」ってときは

僕自身もそうですが、古文は本当に躓きました。

いくら勉強してもできる気がしなかった古文はたくさんの教材を見たり聞いたりしましたが、その中でもおすすめの教材を2冊紹介しておきます。

古文を論理的に解釈をしたいという受験生はぜひこちらの教材をおすすめしたいです。

英語で言うと、英文解釈という中文を正確に読むためのフェーズがありますが、古文でもこういった学習をすることができます。

古文が苦手で、雰囲気で解くのは苦痛だと言う受験生はこちらを読み、ロジカルに古文読解をしてみるとよいでしょう。

古文の一文一文を読むことはできても、全体の意味理解になると内容がつかめなくなってしまう受験生はこちらの教材がおすすめです。

古文を現代文のように、主述関係を取り、場面を意識して読解することを重視する教材になります。

英語や古文となると全てを理解しないと意味がわからなくなってしまうという恐怖感がありますが、実際は全てを理解しなくても文章を読むことはできます。

我々は現代文を読むことができますが、現代日本語を完全には説明できません。

古文も同じで文法理解と読解は別物だというコンセプトの教材なので、古文に行き詰まった受験生はぜひ。

 

まとめ

いかかがでしたか?

みなさんが苦手とする古文を突破する切り口となれば幸いです。

受験生にとって壁となる古文、精一杯努力して乗り越えましょう!

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