※この記事は以前の「政治経済の勉強ってどうしたら良いの?勉強の仕方から教材まで紹介します。」の追記編集になります。(20201121:追記)
今回は勉強が苦手な人でも勉強が得意になれるよ!シリーズの政治経済編になります。
政治経済はコストパフォーマンスが良いと聞いていても、学校で習ってないから少し心配という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本史や世界史は学校の授業で必須になっているので抵抗がないかもしれませんが、政治経済はなんとなく不安だなーと思っているそこの貴方!
実は政治経済の勉強ってとても簡単なので、これから日本史か世界史を選ぼうとしている人も、日本史や世界史が多すぎて絶望している人も一度検討してみても良いかもしれません。
では、いきます。
Stage1:政治経済の概要を理解する
政治経済の勉強に限らず、社会の勉強では全般の理解を最初に行うのがオススメです。
上記の教材は政治経済の全体感を掴むためには非常に有用な教材になります。
左側にイメージ図やまとめが掲載されており、 右側には講義調の解説が掲載されています。
「〜だね」みたいに語りかけてくれるタイプの教材なので、教科書ではすっと入ってこないという受験生でも使いやすのが特徴です。
また、2020年3月に新しい改訂版が出ているのでその点に関してもオススメできます。
政治経済の教材に関しては時事的な内容にも触れられているかどうかは大切なポイントになります。
勉強の仕方はシンプルで、まずは右側の講義を読み、その後左側の板書などで整理するという形になります。
政治経済の勉強はできるだけ仕組みとして覚えてしまうと良いかと思います。
結局、日本史や世界史のように歴史を学ぶのではなく、政治と経済というシステムを勉強することになるので、システム(構造)を理解することで絶対的な暗記量を少なくすることができます。
アメリカの政治制度とイギリスの政治制度をバラバラに覚えると暗記量が2倍になってしまうので、根本の部分を理解すると楽になります。
例えば、どちらも三権分立の仕組みを持っていることや、何かしらのチェックアンドバランスが作用しているというフレームを覚えてしまってから、各単語を理解するイメージですね。
Stage2:知識を入れる
二段階目は知識を入れることです。
これはわかりやすいですが、一問一答を用いることによって行います。
政治経済の一問一答は代表的なものが山川出版と東進ハイスクールの2冊になりますが、ここに関してはほぼ好みによって選んでしまってもよいです。
個人的には教科書のブランドである山川の方が定義づけがわかりやすい印象はありますが、飾りがない教材なので、シンプルすぎるのが苦手な人は東進ハイスクールのものも参考にしてくださいね。
暗記のコツはとりあえず回数をこなすことです。
例えば、山川出版の政治経済一問一答は概ね140Pあります。
受験生であれば10周程度はミニマムで必要かと思いますので、根性で周回しましょう。
最初の1周目が一番厳しく、徐々に楽になっていくので最初が正念場になります。
Stage3:問題を解いて練習する
教材を使う段階としては最後に当たるのが、問題演習になります。
多くの受験生はこの問題演習の手を抜きがちな印象があります。
ずっと講義調の教材を読んでいたり、一問一答とにらめっこしていたりというイメージです。
これはなにがいけないのでしょうか。
勉強の基本はインプットとアウトプットになりますが、勉強が苦手な人ほどインプットに傾倒する習性があります。
しかし、人間はインプットの最中ではインプットの漏れに気づくことができません。
アウトプットすることで「ここ覚えていなかった!」と気づくことができます。
積極的に問題演習することで自分の苦手な部分を発見し、概要理解とインプットに戻る、そしてまた問題演習をするという流れを大切しましょう。
Stage4:大学ごとに過去問演習をする
最後は大学ごとの過去問対策になります。
学部ごとにも傾向があり、やはり法学部では法学系の内容、経済学部では経済学系の内容が聞かれることが多くなります。
また、大学に関係なく時事問題も積極的に取り組みましょう。
今年はコロナのことがあったので公衆衛生に関する内容や、それに伴う生存権や、国際関係などの知識も大切になるかもしれません。
また、アメリカ大統領選がありますので、アメリカの政治制度や選挙に関する内容も出題の可能性がありますね。
積極的に新聞やニュースなどに触れることでこれらの内容に鋭敏になるように努めましょう。
みなさんが政治経済というコストパフォーマンス◎の科目を選びやすくなる手助けができたら光栄です。
それではまた、次回の記事で!