今回は、英単語、英文法の勉強法に続いて英語長文の勉強方法について綴っていきますね。
英語長文に関してはインプットよりはアウトプットの能力が大切になりますが、インプットから入る勉強法も存在します。
アウトプット中心のニュアンス主義よりは、知識やスキルを積み重ねることで理解する理論家には今回の記事がおすすめできると思います。
それでは初めていきます。
英語長文の勉強を3つに分けてみる
英単語でも英文法でもまずは勉強の全体感を掴むことが大切です。
パワフルにとりあえず取り組んでみるということも大切ですが、進むべき道のりがゴールまで見えてから、さあどうやって登ろうかと考えることも大切ですね。
英語長文に関して3つに分けるとしたら、①精読を行う、②読解法を学ぶ、③練習するというパートに分かれます。
1つ1つ積み上げることで、必ず長文読解もできるようになるので、受験生の皆さんも、受験生じゃない皆さんもぜひぜひ参考にしてみてくださいね!
Part1:文章を正確に読む(1ヵ月目)
それでは第1段階の精読について紹介します。
大学受験教材の分類や予備校の授業などでは英文解釈と言われることが多いですね。
精読というのは1つの文章の文法構造を正確に理解し、正しい意味を掴むことです。
これには英単語の知識に加えて、英文法の知識が当然必要になります。
特に接続詞や関係詞などの文章を長くする単元や、省略や倒置などの文章構造を複雑化する単元は頻出の知識になります。
当然ですが、短い文章を正確に読むことができないと、長くなると余計読めなくなるのでこのフェーズをすっ飛ばすと後で大変なことになります。
まずは上記のうち自分に合うと感じる1冊を選び、1週間程度で1周しましょう。
上記2冊の到達点は共通テストの問題がスラスラ読めるようになるレベルなので、より高度な入試を行う大学を目指すのであれば下記教材に突入しましょう。
基礎英文解釈の技術100は基礎と銘打たれていますが、GMARCHや関関同立レベルであれば十分対応可能になります。
内容構成は100題の中長文から読解に必要なエッセンスを学びます。
CDもついているのでシャドーイングを行いながら自然に前から読めるようになりましょう。
1冊目の英文解釈教材を1ヵ月程度で定着させたら、本教材にチャレンジし、3~5周程度繰り返すことで定着を図りましょう。
難易度が上がっているため、入門教材よりは時間をかける必要があります。
Part2:情報の整理の仕方を学ぶ(解釈が終わり次第)
ここは学校の授業ではあまり触れられないポイントですが、難易度が高い長文を読む際には情報を整理する力も大切になります。
現代文の勉強で行うような指示語や接続語を追跡する技術や、段落を理解して読解するパラグラフリーディングなどが該当します。
早慶上智や難関国公立を目指す学生であれば、長文を英文の連なりとしてみるのではなく、情報を伝達するための文章であることを理解しながら読む必要があります。
単語や文法を勉強して、解釈も勉強したのにも関わらず英語長文を読む際に苦労している場合は、必須ではないですが一見の価値はあります。
Part3:練習する(解釈が終了以降受験まで)
最後はどの勉強でも同じですが、インプットしたものをひたすら練習するしかありません。
これに関しては難易度も大切になりますが、基本的には多くの教材に手を出すのではなく、限られた教材を繰り返し行うことが大切になります。
難しい教材は沢山ありますが過度に難しいものに手を出しても学びが少ないので教材選定には注意が必要です。
基本的には私立大学は選択問題が多いため、選択問題が多く掲載されている問題集を使うのがおすすめです。
書店でよくおすすめされているやっておきたいシリーズは記述問題が非常に多いため、使用する場合は注意が必要です。
問題量、解説量、付属教材の充実(CD)などを考えると英語長文レベル別シリーズ(東進出版)や英語長文ハイパートレーニングシリーズ(桐原出版)がおすすめではあります。
長文読解問題を解く際の注意点としては、ときっぱなしにするのではなく、復習を徹底するようにしましょう。
多くの受験生は問題を解く過程で成長していると感じているようですが、これは誤りです。
問題を解くということは自分自身のできない箇所を発見するということです。
発見した箇所をそのままにしてしまうのであれば問題を解く意味自体がなくなってしまうため復習が大切です。
復習では長文読解で扱った文章を構文解釈(SVOC、句や節)の理解を行なった上、複数回音読を行いましょう。
回数の目安としてはスラスラ読めるようになった上で10回程度と考えましょう。
まとめ
いかがでしたか?
英語長文ができるようになると大学受験の難易度がグッと下がります。
ぜひ得意になって志望の大学に合格できることをお祈りしています!