浪人するならどこの予備校がおすすめ?個別塾や映像授業や独学宅浪など!塾の選び方について考えてみました!

今年度もそろそろ終わりを迎える中で、大学受験の結果によっては浪人という厳しい道を選ばざるを得ない受験生もいるのではないでしょうか。

大学に進まずもう1年勉強するということを浪人と言いますが、その方法は様々となっています。

今回はそれらの教育機関を掘り下げるとともに、タイプ別のおすすめの浪人の仕方を紹介することで、悔いのない1年を過ごせるように支援したいと思います。

目次

選択肢①:大手予備校

河合塾、代々木ゼミナール、駿台予備校という3つの予備校を世間的に大手予備校と言います。

一昔前は浪人をするということは大手予備校に通うことと言っても過言ではないほど大手予備校はメジャーな存在です。

これらの予備校に通うメリットとはなんでしょうか?

特徴①:わかりやすい授業を受けることができる

これは通う校舎にもよりますが、予備校ではハイレベルな授業を受けることができる可能性があります。

学校の先生と違い予備校の講師は授業を行うプロなので、学校で習う内容を面白く学ぶことができる環境があります。

しかし、講師が生で授業をすることがメリットな反面、地方に住む受験生は都会に住む受験生に比べて授業クオリティが下がる可能性があります。

特徴②:共に学ぶ受験生がいる

大手予備校は大きな教室に多数の受験生が入り、一人の講師の授業を受けるというスタイルをとります。

なので高校などの雰囲気に近く、席を共にするほぼ同学年の受験生が大勢いる環境となります。

真面目に取り組む友人やライバルができれば勉強のモチベーションにつながりますが、不真面目な友人ができた際は浪人生活が一気に傾くこととなります。

学校のような拘束力がないため、授業をサボってしまったとしても誰も止めてくれませんし、楽しいことに流れるとズルズルと流れてしまいます。

自身の性格をよく理解した上で選ぶ必要があります。

特徴③:受験に関する情報が多くある

大手予備校は代々木ゼミナールを除き、大規模な模擬試験を行なっています。

大規模な模擬試験を行うということは模擬試験を受ける受験生の情報を多量に持っていることにつながります。

受験生の志望動向を知ることや本番の入試の難易度予想なども可能になります。

積極的に情報を取得する行動力があれば他の受験生をしのぐ情報を得ることができるでしょう。

選択肢②:集団塾

ここにおける集団塾とは集団で授業を受ける仕組みを持つ塾の中で大手予備校ではない塾を指します。

ここでは増田塾を代表としてあげていますが、増田塾だけを指すものではありません。

大手予備校ではないこれらの中型塾に通う意味はあるのでしょうか?

特徴①:大手予備校よりは面倒見が良い可能性がある

中型塾は大手予備校と違い授業自体のクオリティを売りにしていることが多くはありません。

大手予備校のように人気の講師を集めることに成功している中型塾は少ないためですね。

では中型塾のメリットとはなんでしょうか?

それは塾よって強い特色を持っているということです。

例えば、今回例を出した増田塾は面倒見の良さを謳っている塾であり、強制自習制度や強制補講制度のような拘束力を用いることで、勉強をしない子を出さないような取り組みをしています。

勉強から逃げてしまうことを恐れている受験生はこう言った面倒見が良い塾を候補に入れると良いでしょう。

特徴②:共に学ぶ受験生がいる

これは大手予備校と同じ特徴にもなりますが、集団塾なのでクラスに通う受験生と影響し合うことができます。

大手予備校よりも小規模になりますので、関係性はより近くなる可能性も高いです。

重ねますが、浪人生活中はコミュニティが塾だけになる可能性も多々ありますので、付き合う友人は吟味しないと折角の1年間が水の泡どころか、現役時よりも学力が落ちる可能性はあります。

逆に高め合える友人に出会うことができればモチベーション維持にもつながりますので一長一短ですね。

選択肢③:映像授業

映像授業といえば東進ハイスクールが非常に有名ですね。

「いまでしょ!(古い)」の林先生も東進ハイスクールの名物講師ですね。

全国に展開されている東進ハイスクールの特徴を考えてみましょう。

特徴①:最高レベルのクオリティの授業がある

現在多くの予備校では東進ハイスクールに有名講師を引き抜かれており、東進ハイスクールの講師陣のレベルに敵う塾は存在しないと言っても良いでしょう。

各科目のスターたちが集う東進ハイスクールの授業はやはりわかりやすく、聞いている側としてもこの先生についていけば大丈夫であるという安心感も得られるでしょう。

受験勉強には多くの不安がつきものですので、講師の質で心配するという不安要素を一つでも取り除くことができる東進ハイスクールは大きなメリットがあると考えて良いでしょう。

特徴②:全国どこでも同一のクオリティがある

映像授業という特性上、都会の校舎に通わないと有名講師の授業を受けることができないというような物理的な制約はありません。

ナガセという運営会社が直営で扱っているのが東進ハイスクールであり、フランチャイズ契約を行なっているのが東進衛星予備校になります。

どちらも同じ映像授業を扱っているためクオリティの差はないためご安心ください。

ただ、どの講座を受講するかなどに関してはチューターとの相談も必要になるため、できるだけ東進ハイスクールに通ったほうがいいことは言うまでもありません。

自身の住まいと出店状況を鑑みて資料請求してみると良いでしょう。

特徴③:代替可能なサービスがある

一昔前の映像授業といえば東進ハイスクール一強でしたが、現在は株式会社リクルートマーケティングパートナーズが展開するスタディサプリも選択肢に入ります。

スタディサプリは月額1,000円から始めることのできる映像授業のサービスであり、自身の端末から映像授業を受講することが可能となっています。

授業クオリティという側面だけで判断すると東進ハイスクールは確かに素晴らしいですが、スタディサプリの価格の低さはそれを補って余りあるサービスとなっています。

大学受験生であれば必ず確認したほうが良い商品になっているのでぜひ一見することをおすすめします。

選択肢④:個別塾

最後は個別塾の考察になります。

個別塾とは講師1人に対して1~3人程度の生徒で展開される授業形態を持つ塾の種類であり、集団や映像などとはテイストが異なった特徴を持っています。

ここも多くの塾が展開されているので個別教室のトライを例に考えてみます。

特徴①:自身の学力に合わせて勉強ができる

個別塾の最大の強みは生徒が塾に合わせる必要がないと言うことです。

生徒一人ひとりに合わせて授業が設計されるため、自身の学力に合わない(高い場合も低い場合も)授業が行われることはないと考えて良いでしょう。

また、講師を選ぶことができる塾も多く、授業の中身だけでなく授業を提供する講師でさえも自分好みにカスタマイズすることが可能になります。

特徴②:競い合う仲間が存在しない

個別塾では自分だけの授業が展開されるため、競い合う仲間は存在しません。

周囲からのプレッシャーを感じることもないのでのびのびと勉強することが可能になる反面、競い合う仲間がいないため緩みや過度な不安を感じることもあります。

こういったリスクを避けるために適度に模試を受けることなどで、周囲の受験生との距離を正確に把握し、適度なプレッシャーの中で勉強できると良いですね。

特徴③:受験専門の塾が少ない

個別塾では生徒レベルに合わせて授業を行うことができると言う特性上、受験だけでなく学校定期テスト対策などの日常の勉強を取り扱うことも多くなります。

また、予備校や中型塾などのように専門の知識を積み重ねてきた経歴も薄いため、大学受験に特化した強みを持つ個別塾は少なくなります。

特定の教室の責任者であったり、特定の講師は大学受験に強いという例はあるかもしれませんが、若干運任せの要素も高くなります。

この点はその他の塾に比べて明らかに弱い点といえます。

最後の選択肢:宅浪はどうだろう?

こちらは塾ではないので番外編ですが、宅浪という選択肢もあります。

宅浪というのはどこかの教育機関に属することなく、自分自身でカリキュラムなどを考えて勉強する受験生のことを指します。

一見無謀にも見える宅浪ですが、実際のところはどうなのでしょうか?

特徴①:全て自分で選ばなければならない

当然ですがアドバイスしてくれる人はいないので、教材からペースなど全てを自分で決める必要があります。

自分が選んだ教材は正しいのか、この次の教材は何を扱うべきなのかなど不安はつきません。

一方で、現代は情報が氾濫している時代でもあります。

「参考書 選び方」などと検索するだけで多様な情報にアクセスすることができます。

今回当サイト学部に訪れた皆さんもそのようにしてこの記事にたどり着いたはずですね。

勉強の仕方もこれと同様に自分で探すことはもちろん可能です。

特徴②:拘束力がないので緩みやすい

これも当然ですが、塾などに所属していれば程度の差はあったとしても、周囲から勉強をするように促される機会は非常に多くなります。

勉強に向かうのは非常に難しいですが、勉強から遠ざかるのは非常に簡単です。

そしてそれを注意してくれる存在がいない環境は、自制心が少ない人にとってはかなり厳しい環境でもありますので注意が必要です。

特徴③:無駄なことをやらなくても良い

これは一見すると逆説的ですが、宅浪は無駄を排除することができます。

個別塾の特徴と重なりますが、対集団の塾は多くのターゲットを1つのパッケージで対応しようとするため、一人ひとりのことを考えると無駄が多くなるのは避けられません。

万人に対する最強のカリキュラムは存在しないので、システム上仕方ない問題ですね。

宅浪では選ぶルートが正しいのであれば、無駄のない戦略を組むことも可能になります。

ただ前提として自分自身でルートを選ばなければならないので、高度な情報収集能力が必要になります。

タイプ別自分に合う塾はどれ?

大手予備校が合う人

大手予備校の特徴はクオリティの高い授業が展開されつつ、共にたたかう仲間がいる環境ではあるものの、予備校からの鑑賞は少ない放任主義です。

この環境が合うのは元々進学校に属していた人です。

そもそも進学校であればあるほど学生の自助努力に委ねられる傾向が強いです。

しかし進学校でなかった人はそういった環境に慣れていないため、周囲から置いてかれてしまいます。

さらには置いてかれた後に相談ができない人も多発するため、予備校自体に足が向かなくなる可能性もあります。

集団塾が合う人

集団塾の特徴は共に競い合う仲間がいつつも、塾としての特色を強く持っており、多くの塾が面倒見の良さをアピールしているという点です。

この環境が合う人は自己管理が苦手な人です。

先ほどの大手予備校のパターンとは逆で、高校在学中も先生などと連携して学習管理やモチベートしてもらっていた受験生は集団塾がおすすめです。

自己管理が苦手であってもその点は塾がカバーしてくれますし、あとは諦めずに勉強し続けることができれば一定の成果を出せる環境であるといえます。

映像授業が合う人

映像授業の特徴は高クオリティの授業が日本全国どこであっても受講できる点です。

この環境が合う人は地方に住む受験生です。

都会と比べ教育環境が整いにくい地方では高クオリティな授業を受けることは難しいです。

映像授業であれば講師不足は一切関係ないので、そういった心配は一切ありません。

しかし先述の通り、スタディサプリがグイグイきている状況なので東進ハイスクールを考えている受験生はまずスタディサプリから確認しましょう。

個別塾が合う人

個別塾の特徴は自分に合わせた勉強ができ、不要なプレッシャーを避けられる点です。

この環境が合う人は現状勉強が苦手または非常に得意な人です。

勉強が苦手な場合はその他の塾にいったところで追いつけない可能性が濃厚な上、それを相談したところで塾というシステム上解決できないことも多々あります。

現状勉強が苦手であればまずは個別塾を検討しましょう。

また、以外思われるかもしれませんが、勉強が非常に得意な受験生にとっても個別塾は最良の環境です。

無駄なことを避けることができる個別塾は、学力向上のために必要なことだけを選び取ることも可能になります。

自分自身で講師を選ぶ制度がある塾であれば、なお相談しやすいはずなので塾を選ぶポイントにすると良いと思います。

宅浪が合う人

宅浪の特徴は自分自身で勉強する内容を決めることができる反面、自分を強く律する必要があることです。

この環境が合う人はコストを抑えたい人情報収集ができる人です。

当然ですが、塾に通うことがなくなるのでコストは大幅にカットできることはもちろんで、年間で考えると約100万円くらいの費用安になると考えられます。

ですが、先述の通り自分自身で正しい情報の収集と見極めが必要になるため、勉強以前にその意欲がない人に宅浪はあまりおすすめできません。

しかし一方で時間を最も有効に活用できる選択肢でもあるため、うまくハマれば最大の成果を出すことができる手段でもあります。

まとめ

いかがでしたか?

一言に塾と言っても非常に多様な選択肢があることがわかってもらえたと思います。

浪人というのは非常に困難の多い道のりでもありますが、そこから多くのことを学べる貴重な時期でもあります。

人生において転機ともなり得るこの選択に後悔がないように努めてもらえたらと思います。

また、心配事がありましたら学部でも相談を受け付けておりますのでぜひご相談ください。

皆さんの受験を応援しています!

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