【早慶も可能?使い方は?】石川晶康 日本史B講義の実況中継の解説

・『石川晶康 日本史B講義の実況中継』の内容を知りたい。
・『石川晶康 日本史B講義の実況中継』の効果的な使い方を知りたい。
・『石川晶康 日本史B講義の実況中継』は早慶上智にも対応しているか知りたい。

この記事は上のような悩みを持った人に向けて書かれています。

結論としては、『石川晶康 日本史B講義の実況中継』の内容は河合塾の日本史講師である石川氏の講義を文字に起こした講義形式のものとなっています。効果的な使い方はインプット用の参考書として遅くとも受験学年の夏までに終えることをおすすめします。また、復習は、付属のCDを用いて本書の内容の復習することをおすすめします。本書を完璧にすれば早慶上智の日本史に対応できるほどの知識を付けることもできます。

目次

石川晶康 日本史B講義の実況中継の難易度と目標大学

最初に『石川晶康 日本史B講義の実況中継』のメインとなるターゲット層を紹介します。

本書は日本史を初めて学習する人を除き、SS50〜の人におすすめの参考書となっています。

また、ターゲットとなる大学に関しては日東駒専の大学群から早慶上智の大学群まで幅広く対応しています。

私大最難関の早慶上智の大学群であっても本書で合格に必要な日本史の知識を身につけられるため、本書の後はアウトプットに移行しましょう。

また、大東亜帝国や日東駒専、成成明学獨國武の場合は、本書の知識も活用できますが、合格に必要十分以上の知識も多いため、オーバーワークとなってしまう可能性も高いと言えます。

入試は科目の総合点で合否を分けるため、他の科目の兼ね合いも考えた上で本書を利用するか検討することをおすすめします。

石川晶康 日本史B講義の実況中継はどのような教材なのか?

・予備校の講義を文字起こしした講義形式の参考書です。
・日本史の情報と知識が膨大に掲載されており、ボリュームがあります。

『石川晶康 日本史B講義の実況中継』目次

本書は河合塾の人気日本史講師である石川氏によって書かれた参考書で、石川氏の日本史の講義を文字に起こした語り口調の講義形式の参考書となっています。

本書の特徴として、日本史の情報量と知識のボリュームが多いことが挙げられます。

本書は1冊が400ページ程あり、本シリーズを用いて日本史の通史を1周するには4冊を終える必要があり、2000ページ程のボリュームとなります。

さらに、テーマ史は1冊あるため、5冊を終える必要があります。

前述の通り、掲載されている日本史の知識が膨大なため、大学受験の日本史に置いて、必要な知識はほぼ網羅できると言えます。

大学受験の日本史の入試では、今までに入試に1回しか出題されていない、いわゆる奇問や悪問と言われる問題が出題されることもあります。

例えば、かつての慶應義塾大学の日本史の入試では、興福寺仏頭の大きさが問われる問題や、抹茶の製法の手順が問われる問題も出題されました。

こうした問題を見ると不安になる受験生もいるかもしれませんが、これらの問題の正答が受験の合否を分けることは多いとは言えないため、比較的時間に余裕がある浪人生を除き、現役生は他の受験生が確実に取れるしっかりと確実な問題を押さえることを心掛けましょう。

石川晶康 日本史B講義の実況中継の効率的な使用法とは?

・赤字を中心に暗記し、まずは1周する。
・付属の講義ノートを用いて復習する。
・付属のCDを用いても復習する。

『石川晶康 日本史B講義の実況中継』内容1

本書の効率的な進め方はまずは本書を読みものとして読み進め、赤字を中心に暗記をしていくことをおすすめします。

本書に記載されてる全ての内容を最初から一度に暗記しようと試みると挫折してしまう可能性が大いにあります。

まずは特に重要な赤字から暗記していき、少しずつ知識を増やしていきましょう。

『石川晶康 日本史B講義の実況中継』内容2

また、本書には切り離しができる別冊の講義ノートがあります。

本冊でインプットした知識を復習する際は別冊の講義ノートを用いて復習すると効果的であり、おすすめします。

その上でさらに本書には石川氏が本書の内容を読み上げるCDも付属しているので、CDを用いて耳からも復習することで暗記を確実なものにしていくと非常に効率的です。

石川晶康 日本史B講義の実況中継のおすすめできる人は?

・日本史を既に勉強している人
・日本史の勉強に十分な時間を確保できる人

本書は高校の受験で既に日本史を勉強している人や、教科書で通史を学習し終えている人、一度日本史を学習し終えた浪人生などにおすすめです。

前述の通り、本書に掲載されている日本史の知識はかなり細かいところまで掲載されているため、

今までに学習した範囲を本書を用いてより詳しく学習することで、日本史の知識をより強固なものにしていくことができます。

また、繰り返しになりますが、本シリーズは1冊200ページ×4冊の通史+1冊のテーマ史となっているため日本史の勉強に十分な時間を割くことができる人には非常におすすめできます。

石川晶康 日本史B講義の実況中継のおすすめできない人は?

・日本史を初めて勉強する人
・日本史に苦手意識がある人
・日本史の勉強に充てられる時間が少ない人

日本史を全く勉強した事がなく、本書を日本史の1冊目の参考書として考えている人や、日本史に苦手意識がある人には本書はおすすめできません。

最初から本書に取り掛かると大学受験の日本史に必要な知識が隅々まで掲載されている本書をに取り掛かると挫折してしまう可能性が高いです。

日本史を初めて勉強する人や、日本史に苦手意識がある人は本書と同じ講義形式でボリュームが少なめの金谷の『日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』を用いて学習することをおすすめします。

また、受験までに時間があまりない人や日本史の勉強時間を十分に確保できない人は本シリーズの完走は非常にハードルが高いため、本書をおすすめできません。

石川晶康 日本史B講義の実況中継の後に進むべき教材を志望校別に紹介

大東亜帝国レベル(SS50)が志望校

大東亜帝国レベルの大学群が志望校の人は注意が必要です。

大東亜帝国レベルの入試では入試科目に日本史が課されることはあまりなく、英語と現代文の2科目の入試のことがほとんどです。

自身の志望大学の受験科目に日本史が課されるかを確認しておきましょう。

こちらの大学群を滑り止めとして考えて、日東駒専の大学群の受験を検討している人は下記を参照下さい。

日東駒専レベル(SS55程度)が志望校

日東駒専の大学群の入試であっても本書が完璧であれば日本史の知識のインプットは十分と言えます。

本書の後はアウトプット中心の問題集を用いて演習を行い、その後、志望大学の入試過去問題演習に取り組みましょう。

成成明國獨武レベル(SS60程度)が志望校

成成明國獨武の大学群であっても本書が完璧であれば十分なインプットができていると言えます。

上記の『スピードマスター日本史問題集 日本史B』の後は共通テストやセンター試験の問題を用いて問題演習に取り組み、その後は志望大学の入試過去問題対策に移行しましょう。

GMARCHレベル(SS65程度)が志望校

GMARCHの大学群であっても本書を完璧にすれば日本史知識のインプットは十分と言えます。

上記の『スピードマスター日本史問題集 日本史B』の後に、より細かな知識の確認ができる、Z会から出版されている『実力をつける 日本史100題』を用いてその後志望大学の過去問題演習に取り組みましょう。

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早慶上智レベル(SS70程度)が志望校

早慶上智レベルの大学群であっても、当記事の冒頭でも触れている通り、本書が完璧であれば対応できる知識は身についていると言えます。

先述の『実力をつける 日本史100題』の後に志望大学の過去問題演習に取り組みましょう。

一点注意としては、この大学群の入試では、GMARCHの大学群以上に細かい日本史の知識が問われたり(一部教科書の内容を越えて出題されることもあります。)論述が求められることもあるため、1年でも多くの志望大学の過去問題に取り組むことで過去問題研究を行うことをおすすめします。

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