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【学部紹介】看護学部の特徴とオススメの大学

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こんにちは。
学部紹介第14弾です。
前回に引き続き、医療系学部の紹介です。
今回は、看護学部を紹介していきます。
薬学部と並び、人気が急上昇中の看護学部。
専門学校からでも看護師になることができるけど、わざわざ大学を卒業するメリットはあるのかも含めて、紹介していきます。

看護学部の特徴

では、早速看護学部について紹介していきます。

看護学部は、名前の通り看護師を目指す人のための学部ですね。
この10年で人気が急上昇しています。
1991年には11の大学にしか設置されていませんでしたが、現在では300近くの大学で設置されるまでになりました。
というのも、ご存知の通り、日本は高齢社会になってきています。
看護師の需要が急激に高まり、看護師の人手不足を解消すべくたくさんの大学で看護学部が設置されることになりました。
その成果もあり、看護師の人数はどんどん増えています。
少しデータが古いのですが、こんな感じです。

2018年には121万人まで増えています

厚生労働省より引用

また、看護師から派生して、保健師や助産師になることも可能です。
保健師は、地域住民の保健指導や健康管理などに従事する職業で、各都道府県や市町村に公務員として勤務をするのが一般的です。
そして、助産師は、看護師の中でも産婦人科などで妊婦さんの生活指導や出産のサポートに特化する職業です。

看護師、保健師、助産師とざっとこの3つの職業の養成所と考えてもらえればOKです。

また、看護学部の特徴として、文系・理系からどちらでも進学することが可能です。
というのも、看護師には、自然科学と人文科学の両方の知識が必要となるからです。

医師のように、医療行為のみ行うことが看護師の仕事ではありません。(当然、医師も医療行為だけをしているわけではありませんが、、)
看護師にとって、患者の不安を取り除いたり、治療に前向きに取り組んでもらうためのコミュニケーションなど、精神的なケアも重要な仕事になります。
そのため、看護学部の授業には、哲学や心理学なども含まれます。
文系的な要素も理系的な要素も兼ね備えた人材が活躍できる分野ということですね。

卒業後の進路

続いて、卒業後の進路についてです。
当然、ほぼ例外なく看護師になります。

先述したように、この数年間で看護師の人数は急激に増加しています。
というのも、看護職に就けば、生涯仕事に困ることがないと考える人が多いようです。
実際に、看護師の有効求人倍率は約3倍という非常に高い数値で、慢性的な人手不足になっています。
また、厚生労働省の統計によると、看護師の平均年収は482万円と、日本の平均年収の436万円(こちらは国税庁の調査を参照)より高い水準となっています。
もちろん、病院で勤務するのか、診療所のようなところで勤務するのかによっても、給料は変わってきます。
しかし、資格によって、いつでもどこでも仕事があるというのは、看護師の強みになります。

では、看護師になる場合をもう少し詳しく見ていきましょう。

看護師になるには

看護師になるには、いくつかルートがあります。
まず、文部科学大臣が指定した看護師養成所の卒業が必須になります。
ここまで紹介してきた4年制の大学がその代表的なものです。
それ以外にも、3年制の短大・専門学校でも看護師になることが可能です。

それなら、期間も短くて費用も安い専門学校や短大の方がいいんじゃない?と考える方もいるでしょう。
もちろん、その意見も一理あります。
しかし、4年制大学にもメリットはあります。
専門学校や短大よりも長い時間をかけて学ことで、専門学校などでは学べない教養科目で知識の幅を広げることができます。
また、最も大きなメリットは、卒業時に保健師や助産師の国家資格を取得するチャンスがあるということです。
専門学校卒業者は、保健師や助産師になるために、専門学校卒業後に保健師養成学校や助産師養成学校で学必要が出てきます。
一方で、4年制大学であれば、卒業時に必要な単位を取得していればダブル受験も可能です。
保健師や助産師の資格は、持っていなくても働くことができますが、取得しておくことで自分のキャリアの幅を広げることができます。
可能であれば、4年制大学に進学して、両方とも取得しておくほうが良いでしょう。

また、2年制の専門学校などもありますが、こちらはあまりお勧めできません。
看護師には、もう少し細かく分けると、正看護師と准看護師というものが存在します。
働く内容としては、大きな違いはありません。
違いとしては、資格の発行元になります。
正看護師の資格は厚生労働省より発行されますが、准看護師は都道府県知事より発行されます。
そして、その資格の違いにより賃金に明確な違いが出てきます。
今後、国としても正看護師への一本化を明言しているので、様々な理由から、准看護師は避けた方が賢明でしょう。

看護師以外の道

看護学部を卒業した後も、看護師以外の職業に就く人も一定数います。
まずは、助産師や保健師ですね。
助産師は、病院での勤務が多いので、看護師とあまり差異はありません。
一方の保健師は、役所での勤務で、地域の仕事をすることが多いようです。
そのため、公務員として各市町村での勤務をされる方が一般的です。

また、看護師の資格は病院以外でも活躍が可能です。
保育園や幼稚園にも、健康管理責任者という形で働くことが可能です。
他にも、高齢者介護施設での高齢者の方のサポートも可能ですし、訪問介護サービスなどもあります。
少数ではありますが、企業の医務室での勤務や、食品メーカーの研究に携わるようなケースも。

看護師以外にも自分次第で、様々なキャリアを描けるのも看護各部の魅力です。

看護学部が有名な大学

最後は、看護学部が有名な大学についてです。
看護学部の大学選びは、他の学部とは異なります。
というのも、看護師の国家試験の合格率は、毎年どの大学でも90%を超えてきます。

したがって、偏差値の高い大学に進学しようが、そうでなかろうが、看護師なることは可能です。
もちろん、偏差値の高い大学に進学する方が、学生の質などが担保されることは間違いないのですが、偏差値だけで人間の性質を語るのはもっとナンセンスですよね。
ですので、看護大学を選ぶ際には、このような観点を大切にされると良いと思います。

  • 国公立か私立か
  • 単科大学か総合大学か
  • 附属病院があるかどうか

まず、国公立か私立かです。
これは、学費に大きく関わります。
看護学部は実習などが必須になっているため、比較的学費がかさむ傾向があります。
私立大学の場合は、年間150〜200万円は必要と考えた方が良いでしょう。
一方で、国公立大学は、学部にかかわらず、学費は年間53万5800円と決まっています。
4年間では、300〜400万円ほどの差があります。
国公立大学の看護学部は、2次試験が小論文や面接だけの大学が多いので、通常の国公立大学より負担は小さいはずです。
もし、可能ならチャレンジした方がいいですね。

続いて、単科大学か総合大学かという点です。
こちらは、一長一短あります。
単科大学には、専門性を極めることができる環境が整っています。
一方で、総合大学の場合は、キャンパスに様々な価値観をもった学生がおり、もちろん学生数も単科大学に比べると学生数も多くなるので、交流を広げることも可能です。
こちらは相性もあると思うので、実際にキャンパスに足を運び、自分にはどちらがあっているのかを確認すべきでしょう。

最後は、附属病院があるかです。
先述したように、看護学部には実習が存在します。
附属病院がある大学の場合は、実習先がその附属病院になることが多いです。
そして、就職もそのまま附属病院にということも。
仲の良い先輩や同級生と同じ職場に入ることもでき、人間関係の構築に苦労せずに社会人を迎えることができたり、実習でお世話になった方と一緒に働くこともできるでしょう。
可能であれば、附属病院のある大学の方が安心でしょう。

この観点を見て、自分の居住地で当てはまる大学を目指すことが、看護大学を選ぶのがいいのではないでしょうか。

ここでは、ほんの一例として一つだけ大学を紹介します。

千葉大学

千葉大学は、国公立大学で唯一看護学部を独立して設置しています。
他の大学は、医学部なかの看護学科や保健学科として設置されていることが一般的です。
学部教育から大学院博士課程の教育に至るまで12の教育研究分野と看護学研究科看護管理学システム専攻、看護学研究科附属看護実践研究指導センターなど看護学部の教員だけで60名近くの豊富な人材が揃っているのは千葉大学看護学部だけです。
これだけ徹底したサポートの環境があるのは、看護師を目指すにあたり、非常に良い環境と言えます。
また、医学部や薬学部も設置されているので、横断的に協力をしながら学ぶこともできます。
そして、当然千葉大学医学部附属病院もあります。
その他にも、総合大学という環境で、医療系学部以外の学生との交流も可能です。
看護大学としての魅力が詰め込まれたような大学になっています。

まとめ

いかがでしたか。
看護師人気はこれからも続くはずです。
看護学部を目指す方は、近くの看護大学はどんな感じかを調べてみるといいかもしれませんね。
では次回の記事で。

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