【参考書解説5冊目】やっておきたい英語長文300の効率的な使い方やメリットデメリットを解説します。

やっておきたい英語長文300の出題割合は上記のようになっております。

内容の分析はこちら
長文読解 内容一致 17.7% 長文読解 英文和訳 23.1%
長文読解 正誤問題 0.0% 長文読解 自由英作 0.0%
長文読解 言い換え 3.8% 長文読解 本文要約 0.0%
長文読解 空所補充 37.7% 会話文読解 内容一致 0.0%
長文読解 標題問題 1.5% 会話文読解 空所補充 0.0%
長文読解 文法正誤 11.5% 会話文読解 言い換え 0.0%
長文読解 指示問題 4.6% 会話文読解 英文和訳 0.0%
長文読解 文章挿入 0.0% 会話文読解 和文英訳 0.0%
長文読解 和文英訳 0.0%

どんな英語長文問題集なの?

やっておきたい英語長文 300(河合出版)をまとめると以下の特徴になります。

1.300語程度の長文問題のみで構成されている
2.様々な出題形式の問題に取り組むことができる
3.問題数が多く、たくさん演習に取り組むことができる

大学受験を経験する人は、一度は目にしたことのある教材ではないでしょうか。

河合出版のやっておきたい英語長文シリーズのうちの1冊です。

やっておきたいシリーズでは、最も難易度の低い設定となっており、300語程度の英語長文が30題掲載されています。

しかし、最もレベルが低いと言っても、それは大学受験の英語長文の導入教材ということではありません。

掲載されている問題には記述式の問題も含まれており、英文の内容もそこそこの読み応えのあるものになっています。

偏差値帯としては、50を超える標準レベルの問題が中心に掲載されています。

ですので、本書を扱う前にはもっと導入レベルの問題から取り組み、2番目や3番目に扱っていくことが望ましいものになります。

日東駒専や産近甲龍レベルの大学を受験する人は、必ず対策をしておきたい教材です。

逆を言えば、日東駒専や産近甲龍レベルの大学を志望する人にとっては、この教材がしっかりと理解できるようになっていれば、赤本の対策へ入ることも可能になっているでしょう。

そのほかの特徴として、英文の構造解説がついていないという点が挙げられます。

細かい英文解釈の理解には不向きな教材であるため、前述の通り、ある程度の学習を終えた状態から取り組み始めたいですね。  

効率的な使用法は?

とにかく問題数を多くこなすことが、この教材の最も効果的な取り組み方になります。

問題集自体に解説があまり掲載されておらず、わからない問題や理解できない文脈があるたびに立ち止まっていると、いつまでたっても問題を解き進めることができません。

大学受験の目的は合格です。

それは一問でも多く得点をすることを意味します。

英文を全部理解することが合格につながるわけではありません。

そして、本番の大学受験でも全ての英文を完全に理解して読むことはほぼ不可能と考えた方が良いでしょう。

わからないなりにどうすれば理解できるのか?どうすれば得点に結びつけることができるのか? そういったフェーズにある人が、とにかく問題数をこなし、得点力を身につけていく。

そのためにたくさんの問題に取り組む力をつけていくことが、本書の果たす役割です。

したがって、とにかく問題をガツガツと解き進めることが、本書が最も効果的に活用できる方法になります。

オススメできる人は?

①基礎演習を終えた人に

やっておきたいシリーズの特徴として、大学受験と同等レベルの問題に取り組めるという点が挙げられます。

基礎演習を終え、実践的な問題に取り組みたい人にはオススメの教材です。

実際に過去に大学受験で出題された問題が多く掲載されています。

また、選択式の問題だけでなく、記述形式の英文和訳や英作文の問題など様々な問題に取り組むことができます。

基礎的な学習を終えて、過去問に取り組む前に何か挟みたいな、と思ったときに取り組むと効果的でしょう。

②日東駒専・産近甲龍レベルを目指す人に

全体として、300語程度の語数の長文のみで構成されているので、一定のレベルの問題を中心に取り組むことが可能です。

問題集というのは、どうしても初めが簡単で終わりに向かうにつれて問題のレベルが上がるものが多いです。

しかし、やっておきたいシリーズは、難易度や語数を冊子ごとに分けているのでレベル別の対策が非常に取り組みやすくなっています。

やっておきたい300は、日東駒専や産近甲龍レベルの問題レベルのものが中心となっています。

中堅私立大学では、選択式の問題以外にも様々な問題の出題があるので、必ず対策をしておきたいですね。

③たくさんの問題数に取り組みたい人に

やっておきたい300の特徴として、問題数が多いということも挙げられます。

掲載問題数はなんと30題です。

他の英語長文の問題集では10問前後というのが標準的な掲載数になるので、約3倍もの問題数が掲載されています。

同じレベルの問題数をこれだけ取り組むことのできる問題集は多くないので、たくさんの問題で経験を積みたい人には非常にオススメの教材になります。

オススメできない人は?

①英語学習初学者

繰り返しになりますが、やっておきたいシリーズは実践的な問題に取り組みたい人にオススメの教材になります。

そのため、英文構造の解説をはじめ、細かい問題の解説は掲載されていません。

英語初学者でいろんなことに疑問を持ってしまう人にはなかなか学習を前に進められない問題集になってしまう恐れがあります。

基礎を固めていきたい、英文の読み方や長文問題の取り組み方そのものを勉強したい人は、もっと易しいレベルの問題集から取り組むようにしていきましょう。

②マーク形式出題のみの大学受験予定者

やっておきたいシリーズの問題集は、マーク形式以外の問題にもたくさん取り組む必要があります。

しかし、大学受験問題の多くはマーク形式のみの出題になっていることが多くあります。

記述形式の出題があるのは中堅私立大学以上の大学に限られており、そうでないレベルの大学を目指す人にとっては、オーバースペックな問題集になってしまいます。

参考書に取り組む前に、まずは自分が受験する予定のある大学の過去問の内容を確認するようにしておきましょう。

本書の評価は?

汎用性
使い道の広さを表す指標です
3 out of 5 stars
難易度
使用に必要な学力の高さを表す指標です
3 out of 5 stars
充実度
工夫、解説およびサポート等の手厚さを表す指標です
3 out of 5 stars

汎用性に関しては、出題の傾向にある程度縛られますが、中堅レベルの私立大学から国公立大学を受験する学生の多くにおすすめできる教材と言えます。

難易度に関しては、英文法に関する基本的な知識と英文を論理的によむ解釈の力が要求され、偏差値で考えると50以上の学力が必要であると考えます。

充実度に関しては、解説が充実している教材とは言えず、シンプルな解説であるため自分自身で知識を補完できる前提で利用をしていただけたらと思います。

著名な教材ではありますが、英語初学者が手を出すと痛い目にあう教材でもありますので、利用の際には注意が必要です。

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