大学受験では毎年GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)や、日東駒専(日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学)大東亜帝国(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)の大学群が受験生にも人気となっていますが、近年の新型コロナウイルスの影響や2020年からセンター試験から共通テストに変わったことなど大学入試が不安定なこともあり、地元志向の受験生も増え、地元の中堅私立大学も人気となってきています。
特に東京では、日東駒専や大東亜帝国の括りには入らない、武蔵野大学や、明星大学、東京経済大学や玉川大学など地元の大学を受験候補に入れる方も多い印象です。
今回はそんな大学の中の一つ、玉川大学について書いてみましたので、玉川大学に興味がある方や受験候補に考えている方はぜひ読んでみて下さい。
玉川大学はどんな大学?
引用:玉川大学公式HP
玉川大学は1929年に小原國芳によって設立された大学で、設立当初から、大きな夢や一つでも多くの夢を持てる人を育てる教育を一貫して目指している大学で、母体に玉川学園を持ち、同じ敷地内に幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、大学院と幼稚園から大学院までが一つの敷地内にあります。
また、玉川学園には東京でもまだ珍しい国際バカロレアコースも用意されており、大学院では日本初のIB教員や、IB研究員を目指せるコースを修士課程設けています。
「国際バカロレアって何?」という方に向けて文科省のページを引用し解説します。
国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラム。
国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、1968年、チャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されました。引用元:文部科学省公式HP
つまり、国際バカロレア教育を受けることで、海外の大学への進学も目指していけるメリットがあります。
玉川大学は東京の中堅大学ですが、教育学部、文学部、芸術学部、経営学部、観光学部、リベラルアーツ学部、農学部、観光学部とバラエティに富んだ学部がある総合大学なので、選択の幅があることも特徴的に挙げられます。
玉川大学のキャンパスはどこにある?
引用:玉川大学公式HP
玉川大学のキャンパスは神奈川の新百合ヶ丘と東京の町田の中間の駅、玉川学園前にキャンパスがあります。
町田市は東京で最大の人口数の八王子市の次に人口が多く、東京で2番目に大きな市になるため、ショッピングやファッション、映画、食事などで困ることもなく、町田で完結できることも多いと思います。
また、神奈川とも隣接しているため、横浜などの神奈川へのアクセスがとても良いこと場所にキャンパスがあります。
玉川大学にある学部と難易度は?
学部 | 偏差値 |
---|---|
教育学部 | 47.5〜57.5 |
文学部 | 47.5 |
芸術学部 | 40.0〜45.0 |
経営学部 | 45.0 |
観光学部 | 50.0 |
リベラルアーツ学部 | 50.0 |
農学部 | 40.0〜47.5 |
工学部 | 37.5〜55.0 |
表からも分かる通り玉川大学の偏差値は中堅大学程あり、Fランクではないことが分かります。
中堅の大学と考えず、しっかりとした基礎の勉強と過去問題を用いた対策が必要です。
ちなみに大学の過去問題はいつから解くのがおすすめかという記事も書いているので、興味がある方は下記の記事も読んで見て下さい。
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玉川大学でおすすめの学びは?
玉川大学でおすすめの学部はリベラルアーツ学部と観光学部になります。
上記の学部は大学の中でも設置されていることが少なく、リベラルアーツ学部と観光学部への進学を検討する受験生にとってはなかなか頭を悩まされます。
例えば、リベラルアーツ学部がある都内の共学大学は国際基教大学(ICU)、早稲田大学、上智大学、明治大学、立教大学、法政大学、桜美林大学、玉川大学、和光大学になります。
上記の通り、偏差値が高い難関大学が多く、入試難易度も高いです。
偏差値55以下の大学で検討すると候補は玉川大学、桜美林大学、和光大学しかありません。
リベラルアーツ学部を志す受験生で、「勉強は頑張っているけど、なかなか偏差値が、、」なんて受験生は玉川大学を候補に入れてもいいかと思います。
また、純粋な観光学部がある都内の共学大学は、立教大学と玉川大学しかありません。
観光学部もリベラルアーツ学部以上に、大学の選択肢が少ないため観光学部に興味がある受験生は玉川大学を候補に入れるといいかと思います。
ちなみに玉川大学には教育学部もあ理、幼稚園、小中高の教員、社会・地理・歴史・公民・保健体育の教員を目指すこともできます。
玉川大学に通うメリットとデメリットは?
玉川大学に通うメリット
玉川大学に通うメリットしては、幼稚園〜大学院までがワンキャンパスの中にあり、地元の方は小さい頃から玉川学園で一貫した教育を受けることも可能という点です。
また、神奈川と東京の間にキャンパスがあることから、大規模や町田へは数分、新宿からは約30分、横浜までは約40分と大きな都市へのアクセスが悪くないこともメリットも一つです。
また、先述の通り、観光学部やリベラルアーツ学部など、東京でもあまり数が多いとは言えない学部や、高偏差値&高倍率が予測される学部を広い間口で挑戦できることもメリットの一つです。
玉川大学に通うデメリット
玉川大学に通うデメリットとしては、やや小規模かつ、東京の町田の地元の大学ということもあり、全国的な知名度はまだまだこれからという点なので、大学にネームバリューを求める学生には魅力的に映りにくい可能性が高いです。
そもそも東京在住の方でも23区外の町田は「町田って東京?神奈川?」という認識の方も少なくないかと思います。
町田自体は発展しているとはいえ、都心から離れた郊外の大学になるので、都心でキャンパスライフを過ごしたい学生にとってはその点はマイナスです。
また、リベラルアーツ学部や、観光学部といった希少な学部はあるものの、「玉川大学の看板学部は?」と聞かれて答えられる方は多くないと思います。
早稲田大学の看板学部と言えば、政治経済学部、中央大学の看板学部と言えば法学部、明星大学の看板学部は教育学部といった、偏差値に関わらず各大学の看板となる学部がイメージし辛いことは玉川大学への進学を目指す受験生にとって困ることもあるかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は東京の地元中堅私立大学の玉川大学についてまとめてみました。
玉川大学は中堅の私立大学ですが、総合大学として、文系学部も理系学部もあり、また珍しい学部もあることから、日東駒専の大学と比べても遜色がないくらい魅力的な大学だったかと思います。
この記事を読んで玉川大学に興味を持った方はぜひ調べてみて下さい!
ちなみに玉川大学を検討されている方は同じ偏差値帯の武蔵野大学も検討する方も多いので、よかったら、下記の記事もぜひ読んでみて下さい。
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