【Fラン?偏差値や評判、就職は?】東京経済大学についてのまとめ

東京経済大学ってFラン?
東京経済大学の偏差値は?
東京経済大学の評判は?
東京経済大学の就職は?

この記事は、そんな疑問を持つ方に向けて書いています。

結論としては、東京経済大学の偏差値は60.0程ありFランではなく、就職もできる大学です。
また、世間一般の東京経済大学の評判は、近年レベルも上がりつつある東京の中堅レベルの大学でしょう。

この記事を目にしてくれている方は、東京経済大学を受験校として検討している方がいるかと思います。

本記事にて、より詳しい東京経済大学の特徴や志望する上でのメリット、デメリットや東京経済大学と受験する際のおすすめの併願先大学などについて書いています。

東京経済大学を志望している方はぜひ読んでみて下さい。

目次

東京経済大学はどんな大学?

東京経済大学は大倉財閥の創始者、大倉喜八郎が建てた大倉商業学校にルーツを持つ実学に力を入れている大学です。

当時の日本では外国人は決まった区域にしか住めませんでしたが、1899年の陸奥宗光の条約改正で自由に住む事ができるようになります。(ちなみにこれを内地雑居と呼びます!)

そんな時代の流れの中で、このままでは日本の商業界は外国人で牛耳られてしまうと憂いた大倉喜八郎が日本の商業発展の為に建てた大学になります。

設立当初から実学に力を入れていることは現代にもつながっており、現在では就職活動の支援が手厚く、就職活動でも有利になる資格取得に非常に前向きな大学です。

流通経済大学と混同される方もいますが、全く別の大学になります。

流通経済大学は千葉県にある(株)日本通運の支援により建てられた大学です。

流通経済大学について調べたい方は以下も参照下さい。

また、東京経済大学の気になる就職状況について公式のHPのデータを基にまとめたものが以下の通りです。

就職率2018年度2019年度2020年度2021年度
大卒78.0%77.7%74.2%
東経大卒87.7%87.4%83.9%86.6%
参照:東京経済大学公式HP

東京経済大学でも80%以上の卒業生が就職していることが分かり、全国の大学の就職率よりも毎年10%近く高いことが分かります。

ただし、将来大手企業や有名企業に就職を考えている人は注意が必要です。

東京経済大学の有名企業への就職率を東洋経済オンラインの『最新!「有名企業への就職に強い大学」トップ200校』で調べたところ大学名が上がっていないため、非常に厳しい可能性があります。

参考として、同偏差値帯の日東駒専のデータをまとめたものが下記になります。

大学名有名企業実就職率
日本大学7.3%
東洋大学6.0%
駒澤大学5.25%
専修大学4.23%
参照元:『最新!「有名企業への就職に強い大学」トップ200校』

将来有名企業へ就職を考えている人で東京経済大学を志望する人は、少しでも就職に有利になる資格取得に励むことをおすすめします。

東京経済大学は資格取得にとても前向きな大学のため、支援も多いです。

東京経済大学のキャンパスはどこにある?

東京経済大学のメインキャンパスは中央線、国分寺にあり、体育系の講義は武蔵村山キャンパスで行われます。

メインキャンパスがある国分寺までは、新宿から中央線で20〜30分と程ということもあり、都心へはアクセスしやすいでしょう。

キャンパスがある国分寺駅は駅直結の商業施設が3つあり、中央線と西武線をつなぐターミナル駅になるため、日用品の買い物や食事でも困る事は少ないでしょう。

同じく中央線の吉祥寺や立川、八王子に比べるとややこじんまりした印象の駅ですが吉祥寺へは中央線で10分、立川へも中央線で5分程ですので困ることは少ないかと思います。

東京経済大学にある学部と難易度は?

東京経済大学には経済学部、経営学部、コミュニケーション学部、現代法学部の4つの学部にキャリアデザインプログラムがあり、偏差値の目安は以下の通りです。

学部偏差値
経済学部60.0
経営学部61.0
コミュニケーション学部58.0
現代法学部58.0
キャリアデザイン
プログラム
58.0

冒頭でも触れている通り、全くFランと呼ばれる偏差値ではありません。

偏差値に対してFランなのでは?と世間のイメージがあるのは東京経済大学のネームバリューがあまり高くないことが原因に考えられます。

東京経済大学でおすすめの学びは?

・実学のゼミナールに力を入れている経済学部
・東京経済大学の全学部の内容を学べるキャリアデザインプログラム

東京経済大学でおすすめの学びは元商業学校のルーツ、また大学名にも入っている経済学部と他大学ではあまりない、キャリアデザインプログラムの二つになります。

東京経済学部では1年次に経済学の基本を学び、2年次からゼミでより専門的な内容を学び、3年次では経済学科か国際経済学科の2つから専攻に分かれます。

東京経済大学設立当初の実学を重視した教えは現代でも受け継がれており、資格取得にも力を入れています。

続いて、キャリアデザインプログラムです。

こちらは、1年から4年の間に少人数制のワークを通して、自身の特性や人生に設計について深く学びます。

キャリアデザインプログラムの最大の特徴は、1年次は経済学部、経営学部、現代法学部、コミュニケーション学部の4学部の内容について学部を横断し学び、2年次より希望学部所属するという形式が挙げられます。

1年次は学部に囚われず学ぶことができ、その上でより専門学部を選べる方式は他大学ではあまり見られずおすすめです。

東京経済大学を選ぶメリットとデメリットは?

東京経済大学を選ぶメリット

・学部の親和性が高い
・資格取得の支援が多い

東京経済大学を志望するメリットとしては、学部が上記の通り、実学寄りの4学部のみとなっているため、学部同士の親和性が高いと言えるでしょう。

学生たちの学部の親和性が高いことから相互に学び合うことがよりできそうです。

また、繰り返しになりますが、東京経済大学は元々は商業学校であったルーツを持つ大学ですので、学生の資格取得に力を入れており、大学からの支援も多いです。

会計分野では、学生達に人気の簿記を始め、公認会計士や税理士、法学分野では司法試験や司法書士、社会保険労務士や行政書士など様々な資格へのバックアップがあります。

東京経済大学は資格の専門学校との提携先もTACやLEC、クレアール、資格の大原など多くあるため、バックアップが非常に多いと言えるでしょう。

CSC講座(学内講座)では専用の自習室で資格取得の勉強に励むことができ、専門学校に比べ安い受講料で専門学校の講義を受講できます。

以下は東京経済大学の公式HPからのまとめになります。

特に公務員試験の講座や、宅地建物取引士の講座の差額は大きいため、将来公務員や宅建士を目指したい人は非常に大きい支援ですね。

資格講座CSC専門学校金額差
簿記2級37,810円82,200円44,390円
公務員
総合
77,500円355,400円277,900円
2級FP44,000円97,700円53,700円
宅地建物
取引士
36,200円172,100円135,900円
MOS
(word&Excel)
9,000円35,600円26,600円

東京経済大学を選ぶデメリット

・知名度が高くない
・小規模である
・学びの多様性が少ない

東京経済大学を志望する上でのデメリットは、大学の知名度が全国的にあまり高くないことや、大学の規模が小規模であること、また学部が少なく、学びの多様性が少ないことが挙げられます。

学生数は6,000人程とやや小規模であり、学部も実学寄りの4学部しかないため、大学全体の規模としては小規模です。

また、日東駒専や大東亜帝国といった大学群にも区分されることがないため、全国的なネームバリューはほぼないと考えていいでしょう。

この点は東京経済大学を志望する上でのデメリットかと思います。

東京経済大学のおすすめの併願先は?

東京経済大学を志望する方におすすめの併願先大学をお伝えします。

安全校(A判定)

大学学部偏差値
亜細亜大学経済学部55,0
亜細亜大学経営学部55.0
亜細亜大学法学部54.0

相応校(B or C判定)

大学学部偏差値
専修大学経済学部60,0
専修大学経営学部60.0
専修大学法学部62.0

挑戦校(D or E判定)

大学学部偏差値
武蔵大学経済学部68

併願先としておすすめの大学は安全校として亜細亜大学、相応校として専修大学、挑戦校として武蔵大学をおすすめします。

安全校としておすすめの亜細亜大学について解説します。

東京経済大学のキャンパスは中央線の国分寺、亜細亜大学のキャンパスも同じく中央線の武蔵境駅にあり、両駅の間は3駅しかなく電車で10分くらいの距離になるため、立地で東京経済大学を考えている人にはよりおすすめできます。

亜細亜大学には経済学部、経営学部、法学部があり、東京経済大学の学部と同様、もしくは近い学部が多いです。

偏差値としては、東京経済大学の方が亜細亜大学よりやや高く、どちらの大学も入試科目では古文を必要としないため、併願先としておすすめできます。

続いて相応校として、おすすめの専修大学について解説します。

専修大学は、大学のルーツとして専修学校であった背景があり、実学の資格取得に力を入れている点が東京経済大学の特色と近いこと、また、専修大学には経済学部、経営学部、法学部、国際コミュニケーション学部があり東京経済大学の学部と同様、もしくは近い学部が多いため、併願先としておすすめです。

偏差値としては両大学であまり変わりませんが、専修大学では入試科目に古文が必要となるので東京経済大学と併願する場合は注意が必要です。

最後に挑戦校としておすすめの武蔵大学について解説します。

武蔵大学の立地ですが練馬区の江古田にキャンパスがあるため、両大学の電車間の移動は1時間以内のため十分検討できます。

武蔵大学も”ゼミの武蔵”と呼ばれるほど、東京経済大学同様にゼミナールに力を入れている大学になりますので、少人数制で専門分野について学生同士で学び合いたい人にとって非常におすすめです。

また、武蔵大学は入試形式で現代文のみの入試or現代文&古文の入試を選択できるため、現代文がより得意な人や東京経済大学を第一志望として考えていて、古文を用いる入試を検討していない人でも併願しやすいです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は東京都国分寺市にある『東京経済大学』について偏差値や評判、就職状況、また特色などをまとめてみました。

東京の地元の大学ということもあり、「東京経済大学ってFラン?」なんて思われた方もいるかもしれませんが、決してそんな大学ではありません。

東京経済大学を志望する人はしっかり対策をしておきましょう。

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