コロナによる影響が大学受験生をを直撃していますね。
模試が受検できないことや、オープンキャンパスが中止になってしまっていることも今までにはない異例な事態ですよね。
大学受験生にとって志望校を決めるための情報が圧倒的に不足している状態の中、少しでも力になれたらと思いWEBオープンキャンパスでは伝わらない早稲田の魅力について伝えていきたいと思います。
早稲田大学の大学としての魅力や、大学を取り囲む環境、そして学外活動の有意義さなど様々な切り口で書きます!
全国の早稲田志望の学生たちよ、刮目せよ!なんちゃって。
ちなみに、早稲田大学でも公式にWEBオープンキャンパスの動画を公開しています。興味がある方は是非見てください!すこし温度感は伝わりにくいかもしれませんが。
そもそも早稲田大学ってどんな大学なの?
早稲田大学とは、東京都新宿区早稲田に所在する私立大学です。
東京駅や新宿駅から概ね30分程度の距離にあり、都心へのアクセスも抜群に良いので、学生時代のサークル活動や就職活動での利便性に関しても問題ありません。
引用:早大塾
慶應義塾大学と並び、日本でトップクラスの人気を誇る私立大学と言えます。
偏差値に関しても多くの学部が65以上で推移しており、学力的にもハイレベルな学生が集まる大学として知られています。
また、文系から理系まで幅広く学部を有しており、およそ学生が考える学問についてはほぼ学ぶ環境が整っているといって過言ではありません。
学生数も4万人程度在籍していることに加え、日本全国や世界からも多く留学生を受け入れている大学であり、多様性に関しても日本においてトップクラスとなっています。
また、奨学金を多く備えており、勉学に励む学生であれば金銭的に困窮していたとしてもサポートしてくれる大学なので、意欲があるが環境に恵まれない場合であっても良い環境と言えます。
早稲田大学へのアクセスと周辺環境
早稲田大学周辺はまさに学生街と言ったところで、学問を楽しむ場としても大学生活を楽しむ場としても非常に充実した環境にあります。
早稲田駅から、早稲田大学に到着するまでおよそ5分程度になりますが、その間にも多くの飲食店や書店、そして資格専門学校などがひしめいています。
早大生はこの環境の中で4年間を過ごすことになります。非常に充実した4年間を過ごせるかと思います。
ちなみに、非常に有名なワセメシ(早大生がよく使用する飲食店)のオトボケを紹介しておきます。
大体ワンコインで一食食べることができ、さらに山盛りのご飯が食べられるので、お金がなくても安心ですね。
また、高田馬場方面に一駅歩いて行くことを、通称馬場歩き(読み方:ばばあるき)と呼び、早大生の登竜門(?)となっています。
高田馬場から早稲田への間には多くの飲食店があり、これによって学食があまり発展していないのかもしれません。
非常に多くの娯楽がある街なので、在学中は大いに楽しむことができるかと思います。
早稲田大学で得られる学びとは?
引用:早稲田大学オフィシャルグッズ オンラインショップ
早稲田大学には13の学部があり、多くの学びを得ることができます。
ここではキャンパスと建物ごとに、ざくっと説明しちゃいますね。
政治経済学部
政治経済学部は早稲田大学の看板学部です
学科が政治学科、経済学科、国際政治経済学科に別れています。早稲田の中で政治学を勉強したいと思う学生は政治経済学部を受けることをおすすめします。
多くの大学では法学部の中に政治学科があることが多いですが、早稲田は政治経済学部として独立しています。政治家大隈重信の創設したオリジナルな早稲田の雰囲気が残っている学部と言えるでしょう。
入試問題に関して量も多く、難易度も高いと言える学部です。早稲田大学の中でも最難関といっても過言ではないでしょう。政治経済学部を受験する学生は法学部や商学部を併願する場合が多いようです。
卒業後は金融やメーカーなどバランス良く様々な業界へ就職しています。
引用:早稲田大学ホームページ
法学部
続きましては法学部です。
早稲田大学の法学部に限らず、法学部での勉強はなかなか過酷です。
法学部では4年間を通じて法学を学ぶことになります。多くの学生が司法試験や公務員試験に向けて勉強をしており、資格の大原やTACのような資格専門学校とのダブルスクールをしている場合もあります。
かなり忙しいため、法学部は法サー(法学部サークルのこと)に所属していることが多く、他の学部との交流が比較的少ない傾向があります。
卒業後の進路としてはやはり公務員が一番人気となっており、そのほか一般企業が続く形となっています。
法曹や公務員を目指す学生には法学部が一番良いでしょう。
引用:早稲田大学ホームページ
商学部&国際教養学部
商学部と国際教養学部は同じ建物(11号館)の中にあります。
商学部は主にビジネスについて学ぶことになります。金融・会計・経営・マーケティングなどを学びます。入学当初は全ての学問について学ぶことになりますが、3年次よりそれぞれの専攻に合わせて授業を取ることができます。
就職先としては金融やメーカーが多く、学生のほとんどは一般企業に就職します。また、一部の学生は公認会計士を目指しており、法学部の学生などと同様に資格専門学校に在籍して勉強に励みます。
就職先についてはホームページに公表がなかったので詳細は述べることができませんが、メガバンクと呼ばれる三菱UFJ、三井住友、みずほへの就職が最も多く、その他損害保険や生命保険、信託銀行などの金融系が多い傾向があります。
経済学のような数字で経済を分析するのではなく、文系的アプローチから経営を学びたい学生には商学部が一番良いと考えます。
国際教養学部は早稲田大学の中でも異質の学部であり、教員と学生のうち約3割が外国人であるなど、なかなかにグローバルな環境の中で学ぶことができます。
ほぼ全ての授業が英語で展開されており、英語を学ぶ環境ではなく、英語を使って一般教養を学ぶ環境であると考えた方が良いかと思います。
就職先に関しては1位が楽天となっており、他の学部とは毛色が違う様子があります。楽天は社内公用語を英語としている企業として有名ですね。
既に英語に強みを持っている学生にはおすすめの学部です。
引用:早稲田大学ホームページ
社会科学部
社会科学部は政治経済学部、法学部、商学部の3つの学部の内容をバランスよく学ぶことができる学部です。
よく間違えられるのは社会科学部であって、社会学部ではないことです。社会科学というのは政治学、法律学、経済学などの学問そのものを勉強する学部です。一方、社会学部というのはそれらの制度が人間とどう関わっているのかを学ぶ領域です。
就職先に関しては、商学部と同様公表されていませんでしたが、昨年公表されていたデータによると、富士通やニトリやKDDIなどが人気であったようです。政治経済学部や商学部の傾向とも近くなりますが、金融やメーカーへの進路を選ぶ学生が多いようですね。
社会科学を全般的に勉強したいのであれば社会科学部を目指すべきです。
教育学部
早稲田大学は教育の大学としても世間的に認知されています。
教育学部は歴史的にも多くの教員を輩出してきた学部です。
基本的にはどの学部に所属していても中等教育の教員免許を取ることはできますが、教育学部では初等教育の免許を取る学生も多く在籍しています。
他学部でも教職課程(学校の先生になるための課程)を選択することはできますが、学業がかなり忙しくなります。教育学部は教職課程との親和性があるため、先生を目指したいのであれば教育学部を目指すべきです。
また、教育学部は早稲田の中では比較的合格をしやすい学部と言われています。その理由は受験する学科によって、配点を調整してもらえるからです。
英語英文学科であれば英語の配点を1.5倍に、国語国文学科であれば国語の配点を1.5倍、数学学科であれば数学の配点を1.5倍、のように得意科目を重点的に見てくれるので合格の可能性が高まります。
文学部&文化構想学部
ここからは早稲田キャンパスではなく、お隣の戸山キャンパスに移ります。
文学部と文化構想学部はよく違いについて悩まれる方がいますが、簡単に述べてしまうと従来型の文学を希望しているのであれば文学部、より新しい切り口で勉強したいのであれば文化構想学部に進むべきです。
文学部では歴史・哲学・文学・言語などを絞って学んでいきます。歴史といえば歴史、哲学といえば哲学といった感じですね。一つの分野に絞って勉強したいって人は文学部が第一になりますね。
対して、文化構想学部は歴史や哲学、文化・言語などを横断的に勉強する形に近いです。いろんなことをミックスさせて勉強したいよって人は文化構想学部を考えて見てもよいですね。
しかし、文学部も文化構想学部も互いの学部の授業を履修することができるので、入学してから選択することもできるので安心してください。
就職先としては、ここまでの社会科学系学部と比較するとやはり違いがあるようです。
金融系にも一定数の就職がありますが、マスコミや出版という文学系らしい就職も一定数あり、こういった業界に興味がある場合は文学部や文化構想学部の受検を検討しても良いでしょう。
早稲田大学文学部の就職と課題。文科構想学部と比較するとどうか?
先進理工学部&創造理工学部&基幹理工学部
引用:Play Life
先進理工学部、創造理工学部、基幹理工学部はもともと1つの理工学部でしたが、近年専門性を分け3つの学部に改組されました。キャンパスは西早稲田キャンパスになります。
3つの理工学部は、はそれぞれの学部の中で学系が細かく分かれており、各専門性に応じた選択が必要になります。ここで詳しく説明してしまうととんでもないボリュームになってしまいますので、あくまでざっくり述べます。
基幹理工学部は理学部、創造理工学部は工学部、先進理工学部は先端工学部に近いと考えてもらうと良いかと思います。
数学・物理・化学などを理論的に勉強したい人は基幹理工、建築や材料など構築された理論を用いて実社会に役立たせたい人は創造理工、医療や先端技術に興味がある人は先進理工を中心に調べてみると良いでしょう。
引用:早稲田大学ホームページ
進路については、そもそも就職する学生より進学する学生の方が圧倒的に多くなります。理系は学部で卒業ではなく、大学院までを修了することが就職活動でも大切になります
70%以上の学生が進学しますが、一定の割合で就職も選ぶようです。こちらについては学部学系ごとに詳しくホームページに記載がありましたのでぜひ参考にして見てください!
人間科学部&スポーツ科学部
引用:国大Qゼミ
学部については最後になりますが、こちらは東京都ではなく、埼玉県に所在する所沢キャンパスに所属する人間科学部とスポーツ科学部になります。
人間科学部に関しては、人間を取り巻く環境を中心に勉強します。また、スポーツ科学部ではスポーツに関する全般的な知識を身につけることを目的として勉強します。
両学部の傾向として強くあげられるのはスポーツ推薦枠の学生が多くいることです。よって、初歩から学問的に勉強をしたい学生もいれば、自らの強みを学問として裏付けしたい学生も多くいるということです。
こういった点で他の学部との違いが割と強い学部ともいえます。また、所沢という地理的な面で、早稲田キャンパス・戸山キャンパス・西早稲田キャンパスとの交流は比較的薄くなる傾向があります。
就職先については人間科学部は他の学部とも似通った傾向があります。一方でスポーツ科学部はスポーツ系企業への就職が色濃く出ています。生涯スポーツに関わりたいのであればスポーツ科学部はおすすめといえます。
人間科学部の就職先
スポーツ科学部の就職先
早稲田大学でのサークル活動は?
余談ではありますが、早稲田大学は日本一サークル活動が盛んな大学と言われています。サークルの数が1000個以上はあることで有名です。
サークル活動というと良い印象がない方も多いかと思います。もちろん、素行が悪いサークルはあるので選定には注意が必要ですが、そういったサークルばかりでもありません。
今回は早稲田の中でも著名なサークルである広告研究会を紹介しておきます。
早稲田大学には広告研究会というサークルがあり、2013年にサークル創設100周年を迎えました。そもそもサークル創設から100年経っているという事実がすごいです。
こちらのサークルでは企業とタイアップして広告を作っていたりと、ほぼ会社のような働きをしています。またこういったサークルで活躍した学生たちが、広告業界などへ就職したりと、好循環を生んでいるという面白い環境があります。
学業はもちろんですが、大学在学中という貴重な時間をサークルに費やす学生も多くいます。こういった点でも非常に魅力的な大学なので、是非是非調べて見てくださいね。ちなみに最近ではパワフルプロ野球アプリの動画広告を手がけていました。
引用:広告研究会
まとめ
いかがでしたか?
今年の学生にとってコロナの感染拡大は本当に大打撃ですよね。
多くの人にとって一生の悩みになるかもしれない大学進学のすこしでも手助けになればと思い、今回の記事を書かせていただきました。
個人的な感想ではありますが早稲田大学は本当に面白い大学だと思います。日本一のヒューマンスクランブルに通って見たいと思う学生はぜひ目指してくださいね!!