進路

早慶上智志望必見!早稲田と慶應と上智はどこがオススメか徹底的に比べてみました!

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受験生の皆さんにとって大学の評判は気になるものですよね。自分が目指している大学ってどういう評価なのだろう?または、自分が在籍している大学って良い大学なのかな?等の疑問は尽きませんね。今回は特に比較されがちな大学群をそれぞれ客観的な視点で比較していきます。今回は早慶上理に焦点を当てていきますね。

早稲田、慶應義塾、上智は学力的に見ても日本で有数の私立大学ですが、偏差値が高いというだけでは進学の基準には満たさないと思います。偏差値は周知の事実だと思いますので、今回は学力面を除いた良いところと悪いところを述べていくことで、具体的な進路のイメージを湧かすお手伝いができたらと思います。

早稲田大学

そもそもどんな大学?

早稲田大学は大隈重信が1882年に創立した東京専門学校を前身とする大学です。13の学部を持ち、文理ともに学ぶことができ、国際交流も盛んな大学です。創立者が大隈重信ということもあり、政治経済学部が古くから看板学部とされるものの、法曹界や文学界、理工学系統でも多くの優秀な学生を輩出しています。学業に関することはもちろん、スポーツ教育などにも力を入れており、多くのフィールドにおいて強豪校として認識されています。慶應義塾大学と並び「私学の雄」と呼ばれています。

東京都新宿区の早稲田という場所にキャンパスを構えており、都心へのアクセスも非常に良いです。

良いところ

①奨学金が非常に豊富である

早稲田大学は全私立大学の中でもトップクラスの奨学金が用意されていることで有名です。20億円を超える規模の奨学金の支給を行っており、これは慶應義塾大学の12億円に対して2倍程度の規模となります。奨学金には貸与型(返済義務あり)と給付型(返済義務なし)があり、早稲田大学には給付型の奨学金も多く整備されています。奨学金に関しては賛否ありますが、勉強をしたいという強い意志があるにも関わらず、経済的に修学できない人にとってはとても助かる制度ではあります。大学での成績を高く修めることができれば、学費のうちの多くを大学が負担してくれるので非常に魅力的です。

早稲田大学 奨学課

②各キャンパスが徒歩15分圏内に揃っている

早稲田大学は所沢キャンパスを除き、早稲田という土地に全てのキャンパスが揃っています。これには多くの魅力があります。例えば、大学では学部に縛られず科目選択をすることができますが、キャンパスが物理的に離れている場合、現実的には複数の学部の授業を掛け持つことが難しくなります。その点、早稲田大学ではキャンパス間の距離が徒歩15分程度であり、早稲田キャンパス(政経・法・商・社会科・教育・国際教養)と戸山キャンパス(文・文化構想)と西早稲田キャンパス(基幹理工・創造理工・先進理工)を股にかけることも可能です。多様な学びを得られる可能性が高まります。

③多様な人間がいる

大学というのは学問を修める場ではありますが、今も昔も多くの出会いや、それによる価値観の変化を得ることができる場でもあります。上述のキャンパス構成が1~4年まで、さらには大学院になっても同じ土地に通うことになるので、必然的に多様な出会いを生む環境であると言えます。1年生と4年生が同じ環境で学びながら、他学部も近くにある大学はなかなか珍しいと思います。また、奨学金も絡んでくる話になりますが、経済的なバックグラウンドも全く違う友人との出会いも生まれ、今までの常識が変わるような出来事も多くあるかと思います。

また、留学生の数も非常に多く、国際的な価値観変化もあるかもしれません。特にアジア圏の学生が多い印象ですね。
平成27年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果

悪いところ

①若干卑屈

これは大学全体のカラーであるので、個々人には当てはまらないこともあるので注意ですが、早稲田大学は慶應義塾大学と対比されることが多くあります。その際に、「おしゃれな慶應」、「ダサい早稲田」というイメージが広がっているので、そこを押し出しすぎるカラーがあります。実際に、慶應義塾大学の男子は慶應ボーイと呼ばれるのにも関わらず、早稲田ボーイという言葉はありません。その上、早稲田大学の女子をワセジョといって少々バカにする表現すら存在します。そういった校風と言えばそれまでですが。

早稲田の女子学生、あるいは卒業生を意味する表現。一般的にお洒落をはじめとした、他の女子大生が好むことに興味がない学生、あるいは群を抜いた酒豪など、一般的な女子大生らしさに欠ける学生を指す語。主として一般女子学生から逸脱した存在として揶揄される場合、あるいは自虐する場合などに用いられることが多い表現。

実用日本語表現辞典より引用

②必然的に緩みやすい環境

キャンパスが密集しており、全学年が在籍しているというのは低学年の大学生にとっては、多様性を育むことができるというメリットがありますが、高学年になるとデメリットも顕在化してきます。実際に早稲田大学の校風として留年をネガティブに捉えない傾向があり、高学年が新入生と交流を持っているシーンをよく見かけることがあります。他大学であれば周囲全員が就職活動モードである時期も、早稲田ではスーツを着ている就活生も、入学したばかりの新入生も一緒にいるようなことも多々。これを多様性と捉えるか、メリハリがないと捉えるかは人によって様々だと思いますが、周りに流されてしまう人には少々厳しい環境と言えるかもしれません。

ちなみに早稲田大学はサークルが約1000団体存在すると言われており、およそ学生が思いつくものはすでに存在していると言っても過言ではないほど、多様な組織があります。サークル活動に学生の時間を全て費やす学生もいるくらいなので、非常に魅力的であると言えます。遊び中心のサークルもあれば、ビジネス化されたサークルもあります。一例として「マイルストーン研究会」を紹介しておきます。早稲田の学生であれば知らない者はいないと言ってもよい有名な雑誌です。1冊500円で書店において売られており、早稲田生必携の1冊です。これも実はサークルが作って発行しています。

慶應義塾大学

そもそもどんな大学?

慶應義塾大学は福沢諭吉が1858年に創立した蘭学塾を起源に持つ大学です。10学部を有し、早慶上智の中では唯一医学部を所属する大学でもあります。早稲田大学とともに国際的にも認知された私立大学であり、日本実業界に多くの優秀な人材を輩出していることでも有名です。また、資格取得に関しても熱意の高い学生が集まり、司法試験、公認会計士試験ともに合格者が日本一番多い大学です。特に経済学部は理財科をルーツに持ち、慶應義塾大学中でも看板学部と呼ばれることが多いです。

キャンパスは1~2年生は神奈川県横浜市の日吉に通い、3~4年は東京都港区の三田キャンパスに通うことになります。日吉は落ち着いた環境で学ぶことができ、三田はビジネス街へのアクセスもよく就職活動において立ち回りやすくなります。

良いところ

①資格熱があり日本一

上記でも紹介しましたが、慶應義塾大学は難関資格の取得率において非常に良好な成績を残しています。文系最難関資格である司法試験予備試験に関しても東京大学に次ぐ第2位、公認会計士試験においては全大学中トップの成績を残しています。就職活動に向けた熱意をそのまま資格取得に向けており、この点においてもかなり評価できます。ただ、どちらの資格も大学4年間全ての時間を費やす覚悟で臨む試験になりますので、大学名だけで取得できるものではない点ご注意を。

司法試験の結果(予備試験結果)

公認会計士試験試験の結果

②就活にあまり関係ないが…「三田会」の存在

慶應義塾大学のOB組織は三田会といい、日本で最大派閥の学閥になります。就職活動においては慶應義塾出身ということで厚遇されることはあまりないとは思いますが、就職後にはこの三田会の効果がじわじわと効きます。「慶應義塾出身者が3人入れば三田会ができる」と呼ばれるほど結束が強く、集団で動くことで様々なことを有利に働かせます。

下の画像は三田会の組織図を紹介しているものです。卒業年度における三田会や、組織ごとに三田会を作ることや、地域でも三田会を組織します。ニューヨーク三田会という存在を聞いて、少し引いてしまった自分もいます…。

『週刊朝日』より引用

③メリハリがあり就職に強い

先述の早稲田大学との対比にもなりますが、慶應義塾大学では3年次よりキャンパスを日吉から三田へ移すことで、メリハリが生まれます。近年就職活動は早い学生だと2年次より、遅くても3年次からは動き出すのが常識です。その際、ビジネス街のど真ん中にある慶應義塾大学は情報もキャッチしやすい上に、学業の合間を縫って就職活動に力を入れやすいという特徴を持っています。

一方、慶應義塾大学は就職に強いというイメージがありますが、大学からの積極的な関与はないと思った方が良いでしょう。そもそも、大学に導いてもらうという発想ではハングリー精神を持った他の学生と凌ぎを削ることなどできません。就職活動に精力的な先輩が比較的多くいる慶應義塾大学の学生はより確度の高い情報をキャッチしやすい環境にいると言って良いと思います。

悪いところ

①メリハリがありすぎて多様性が育まれにくい

これは日吉から三田というキャンパスの移動が悪く働く点に注目した場合です。早稲田大学の項でも記載しましたが、大学というのは多様性を身につける場でもあります。3年次からは就職活動という明確な目的を持って動く慶應義塾大学の学生は、様々な学生と交流を持つ早稲田大学に比べ多様な価値観に触れ合う可能性が相対的に低下します。これを悪い点と捉えるか、良い点と捉えるかは人によると思いますので、情報の一つとして含んでください。

②内部進学者が比較的多い

この点も一概に悪い点とはあげられませんが、慶應義塾大学は内部進学者が多いです。本記事を読んでいただいている方はおそらく新たな進学先に悩んでいる方が多いと思いますので、一つの負の側面として紹介します。

内部進学者が多いということは、内輪の力が比較的強く、外様に対する扱いが悪くなる傾向があります。私は早稲田大学出身の友人も、慶應義塾大学出身の友人もいますが、早稲田は内部進学を裏口といって卑下しますが、慶應義塾は内部進学を真の慶應生として扱う傾向があります。これもスクールカラーにはなりますが、こう言った点がさらに結束を強めているので、功罪とも言えますね。実際に付属校の進学割合を計算しましたので参考にして見てください。

上智大学

そもそもどんな大学?

上智大学はイエズス会が1913年に設立した早慶上智の中で唯一のミッション系大学です。ミッション系とはキリスト教をバックグラウンドに持つ学校のことで、他の2校とは特色・ルーツともに毛色の異なる大学になります。外国語学部を看板としながらも、日本で数少ない神学部を持つ大学でもあります。また、早稲田と慶應義塾が男女比約6:4に対し、上智は男女比が逆転しており約4:6となっています。上述2校に比べると実学だけでなく、語学などの人文科学にも力を入れています。

キャンパスは東京都千代田区紀尾井町という都心ど真ん中に所在しており、勉学だけでなく、就職活動においても有利に働く位置にあります。

良いところ

①付属高校が存在しない

付属高校が存在しないのは上智大学の明確な特徴です。内部進学の学生が多い大学は入学前からコミュニティが存在しているので、実質的なゼロからスタートはできない構造です。しかし上智大学は付属校を持っていないので、完全に新しい環境からスタートすることができます。

一方、上智大学に多く進学する高校というのは存在します。都立高校だと都立国際高等学校などが挙げられます。国際色が強い高校は多くの生徒が上智大学や、国際基督教大学などに進学する傾向があるので、顔見知りがもともといるのは避けられません。ご注意を!

ちなみに都立国際高等学校は卒業生が248名に対し、上智大学合格者が36名と10%以上が上智大学に合格しています。全員が進学するわけではないので、細かい数字はわかりませんが、こういった高校も存在しています。
合格実績

②女性が多いという特殊環境

上智大学は女子率が高いことでも有名です。大学進学率に関してはやはり男性の方が高いのが実情のため、女性はマイノリティになりやすいのが現実です。しかし、上智大学ではむしろ女性はマジョリティになります。女性として活躍をしたいが、女子大というのはすこし避けたい学生にとっては選びやすい環境と言えます。男性にとっても異性との価値観衝突をえやすい環境と言えます。何度か触れていますが、大学は決して学問だけをする場所ではなくなっているため、今までと環境を変えて学びたいと想う人は早稲田や慶應義塾よりもギャップを感じやすい可能性がありますね。

③早慶上智の中で唯一の外国語学部

上智大学の看板学部と言えば外国語学部です。ここでは、英語、ドイツ語、フランス語、イスパニア語、ロシア語、ポルトガル語に別れて学びを得ることができます。この点においても早稲田や慶應義塾にはない特徴と言えます。これからの世界では語学を使えることはスタンダードになり、そこにさらなる専門性が求められます。その点においては外国語学部は時代にマッチした学部と言えますね。

学部・大学院 外国語学部

一方、より専門的に、よりニッチな語学を勉強したい場合は上智大学ではカバーできない可能性もあります。そういった途上国言語などを学びたいという方は東京外国語大学をお勧めします。国立大学のため受験科目数は増えてしまいますが、国立大学にしては数学1Aまでで受験可能(2Bが不要です)であったり、割と軽量入試なので学びの幅を広げたい方にはお勧めです。
東京外国語大学 Tokyo University of Foreign Studies

悪いところ

①早慶に比べると小粒感が否めない

正直な話をすると、外国語学部を選ぶ受験生以外は積極的に上智大学を受験する客観的なメリットは少ないと思います。学生数に関しても早慶に比べると半分以下まで落ち着くため、多様性という観点では若干見劣りします。学生数が少なくなることで、全体が小さくまとまってしまうデメリットは否定できません。学力的にはもちろん高水準ですが、スポーツや交流という点においてはやはり早慶に及ばずというところです。

また、早慶上智というのはあくまで受験用語であって、世間的には上智大学は早慶より評価が低くなることが多いです。早慶が全国的に知名度が高いことに対して、上智大学はあくまで関東圏の大学という印象を抱く方が多いです。とても良い大学なので、知名度なんて気にしなくても良いのですけどね。

②総合大学というよりは文系の大学

また、総合大学を謳っていますが、理工学部の活躍もいまいちと言ったところです。そもそも、理系は国立大学人気が圧倒的になるので、早慶理工であっても部が悪くなります。その上、東京理科大学という理系単科大学も存在しており、ますます上智の影は薄い印象です。私の感想も多分に入ってしまい申し訳ないです。

ちなみに理系の大学を選ぶ際に国立大学に軍配があがるのは、大学が持っている予算が関係しています。文系に比べ研究にお金がかかるため、財源がない私立大学は苦しい状況です。そんな中でやはり早慶は群を抜いて科研費を助成されていますが、上智はやはり厳しい環境にあります。

ちなみに詳細な資料は下記URLからご覧ください。細かい資料なので気になる方だけで大丈夫ですよ!

科学研究費補助金|教育学術新聞|日本私立大学協会

長くなりましたが、まとめ!

当初想定していたより数倍長い記事になってしまいました…。

今回の記事で伝えたかったことは、偏差値だけで大学は測ることができないということです。早慶上智と一括りにされていますが、実は全然スクールカラーも違います。

進学した後に、イメージと違ったということにならないように事前の情報収集は大切になりますね。今回は割と辛口で書きましたが、当たり前ですが3校ともとても良い大学なので心配しすぎることもありません!

納得いく学校選びの参考になれば幸いです。それでは今日はここまでに。

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