【どちらが上?偏差値や就職は?】東京経済大学と亜細亜大学を比較

東京経済大学vs亜細亜大学

・東京経済大学と亜細亜大学のどちらに進学すべきか悩んでいる。
・東京経済大学と亜細亜大学のどちらが就職に有利かなど卒業後の進路に差があるか知りたい。

この記事は、そんな疑問を持つ方に向けて書いています。

結論としては、東京経済大学と亜細亜大学はどちらも商業学校や経済専門学校だったルーツを持ち、若干東京経済大学の方が偏差値が高いものの、立地や学生数、学部数などの規模もほぼ同じの大学と言えます。卒業後の進路を比較すると東京経済大学からは市区役所や金融系の職業に就職している人もいることに対し、亜細亜大学ではそうした進路に進んでいる人があまりいないため、将来公務員や金融系への就職を検討している人は東京経済大学をおすすめします。その他の進路ではあまり大きな差は見られないため、より自分に合った方へ進学して大丈夫です。

目次

東京経済大学と亜細亜大学を数字で比べてみる

※レーダチャート上の大学名をクリックすると表示する大学の数を変更できます。
東京経済大学項目亜細亜大学
0%有名企業就職率4.2%
58.6pt偏差値54.2pt
540.9pt立地537.4pt
18.6名講師一人当たり
学生数
32.4名
6550名学生数6707名
5学部学部数5学部
東京経済大学と亜細亜大学の比較

東京経済大学は元々、大倉財閥の創始者である大倉喜八郎が設立した大倉商業学校、亜細亜大学は元々日本経済専門学校にルーツがあることからも非常に似たカラーを持つ大学と言えます。

レーダーチャートや上記の表でもわかる通り、学生数や学部数からも同規模の大学です。

さらに、両大学の立地を比較すると東京経済大学は中央線の国分寺駅、亜細亜大学は同じく中央線の武蔵境駅に位置していることから、特に西東京に在住していて経済系の大学を検討している受験生はどちらの大学に進学するか頭を悩ますところではないでしょうか。

両校の大きな差は、講師一人当たりの学生が東京経済大学が18.6名に対し、亜細亜大学は32.4名と倍近い数字となっているため、大学の手厚さという点においては東京経済大学が圧勝していることが分かります。

各学部の偏差値で比較する

東京経済大学学部系統亜細亜大学
学部(偏差値)学部(偏差値)
現代法
(58)
法律政治
(54)
経済
(60)
経済経営経済
(55)
経営
(61)
経営
(55)
コミュニケーションデザイン
(58)
社会
国際国際関係
(57)
キャリアデザインプログラム
(56)
その他都市創造学部
(50)
東京経済大学と亜細亜大学の学部比較

上記はベネッセ主催の駿台ベネッセ模試のデータを掲載しているマナビジョンより2022年度の最新のデータを引用したものです。

東京経済大学と亜細亜大学の学部を比較すると両大学に法学部、経済学部、経営学部があり、東京経済大学にはコミュニケーションデザイン学部、また1年次はどの学部にも属さず、満遍なく他学部の講義を受けた上で、2年次から希望学部に編入する少し変わったキャリアデザインプログラムがあります。

一方、東京経済大学になく亜細亜大学にある学部としては、国際関係学部、都市創造学部があります。

偏差値だけで見るとどの学部も東京経済大学の方が4〜6pt程高いことが伺えます。

法学部、経済経営学部への進学を考えている受験生はこの点でもどちらに進学すべきか迷うところになると言えます。

卒業後の進路で比較する

東京経済大学順位亜細亜大学
企業(人数)企業(人数)
市区役所
(26)
1警視庁
(10)
警察官
(7)
2日本通運
(4)
教員
(7)
3東日本旅客鉄道
(4)
大成建設
(4)
4システナ
(4)
ネクステージ
(4)
5青梅信用金庫
(4)
ウィルオブワーク
(4)
6明治安田生命保険
(4)
西武信用金庫
(4)
7富士ソフト
(4)
日研トータルソーシング
(4)
8マンパワーグループ
(4)
武蔵野銀行
(3)
9陸上自衛隊
(3)
星野リゾート
(3)
10日神不動産
(3)
東京経済大学と亜細亜大学の卒業後の進路比較

東京経済大学と亜細亜大学の卒業後の進路を比較すると、特徴として、東京経済大学では公務員として市役所や区役所、警察官に進んでいる学生もいることに対し、亜細亜大学からの卒業生の公務員の進路は警察官のみとなっています。

一般的に、学力面のみで考えると警察採用試験よりも市役所や区役所の公務員試験の方がハードルが高いため、この点から考えると東京経済大学の学生の方が大学入学後も勉強に励んでいる印象を受けます。

東京経済大学と亜細亜大学の卒業生の進路としては上記のような一般企業に進んでいますが、どの企業への就職も人数が少ないため卒業後の進路についたはどちらの大学も大きな特色が感じ辛いものとなっています。

強いてあげるならば東京経済大学の卒業生は亜細亜大学の卒業生に比べ金融系の進路に進む学生がいることが挙げられます。

ただし、前述の通り、亜細亜大学の卒業生から上場企業への就職率は6.3%、東京経済大学からの上場企業への就職率はノーデータということを考えると両大学から有名企業に就職することはなかなかに高いハードルであることが分かります。

東京経済大学と亜細亜大学のおすすめの学部は?

ここまでは全体的な項目に加え、受験生が気になる偏差値や就職力について比較してきました。

ここからは両校の得意な分野を踏まえ、多くの学部の中からさらにおすすめできる学部の紹介を行っていきます。

東京経済大学のおすすめの学部

・就職活動に力を入れる経済学部

東京経済大学では1年次から将来を考えるキャリア科目の履修があり、2年次より自身の興味のある分野を少人数で学ぶゼミが始まります。

経済学部のゼミだけで34ものゼミから選ぶことができ、学びの幅が広いことが特徴です。

さらに、アドバンストプログラムと呼ばれる会計・法・金融・PR・グローバル・英語の6種類の中から取得したい資格や能力取得を目指す課外講義に参加することもできます。

1年次から将来や就職活動を有利に進めるために動き出す経済学部はおすすめです。

亜細亜大学のおすすめの学部

・企業の取締役や役員の講義が多く受けられる経済学部
・コミュニケーション能力向上にも力を入れる経営学部

亜細亜大学の経済学部では、1年次では経済学の基本を学び、2年次より簿記を始めとした金融や会計の資格取得を目指した会計ファイナンスコースと、キャリア形成のために、ビジネスコミュニケーション能力を培う、現代経済コースに分かれます。

将来のことを考えた際により適当なコースを選べることは利点です。

また、亜細亜大学の経済学部には、東京経営者協会提供講座である企業の代表取締役や役員、部長クラスの人材を講師として招き、講義や質疑応答を行う講義が用意されています。

一般的な大学生が実際に企業の取締役や役員との接点を設けたり、話す機会はそう多くないため、在学中にそうした人と関われる機会があり、会話もできることは大きな魅力です。

一方、亜細亜大学の経営学部では1年次からアクティブラーニング学習やコミュニケーション能力向上を図るカリキュラムとなっています。

1年次より企業への面談アポイントの取得から始まり、情報収集、資料作成をし、学部のプレゼンテーション大会を通じて発表します。

一般的にコミュニケーション能力が高い=人見知りしない、初対面の人と仲良くなれるなんて考えてしまいますが、将来社会や会社で求められるコミュニケーション能力とは会社の内外や役職、立場に関わらず色んな価値観を認め、共感した上で、自身の主張を伝える、時には説得する力になります。

亜細亜大学の経済学部ではそうした能力を1年次から身につけていく学びができる点が非常におすすめです。

東京経済大学と亜細亜大学がおすすめな人は?

東京経済大学がおすすめな人

・早期から就活や資格取得の勉強に取り組みたい人

先述の通り、東京経済大学は実学を学びたい学生が多く、就職活動にも早期から力を入れている学生が多い大学になります。

その成果もあり、卒業後は市役所や区役所といった公務員への就職や有名企業、また金融系の企業に進む人もいます。

こうした将来のことを早めに考えておきたい人や堅実な学生生活を求める人に東京経済大学はピッタリな大学になります。

東京経済大学がおすすめではない人

・1.2年生は思いっきり大学生活を謳歌したい人

俗説ですが、大学では本気で取り組むと勉強・部活・バイト・交友の4つの項目の内、2つまでしか取り組めないと言われています。

このことを踏まえると、東京経済大学に進み、資格取得を検討する学生は1年次から多忙になると考えられます。

将来のことはもちろん大切だけど、4年間しかない大学生活、特に1.2年生の内は思いっきり勉強以外のことに取り組んで大学生活を謳歌したいという人には東京経済大学はあまりおすすめできません。

亜細亜大学がおすすめな人

・座学以外のコミュニケーションなどを学びたい人

先述の通り、亜細亜大学は座学はもちろんですが、座学以外のコミュニケーション向上といったことにも力を入れている大学になります。

もちろん、将来社会に出るどの学生にとってもコミュニケーション能力は必要ですが、亜細亜大学では1年次から重点的に学ことができるため、座学や実学以外のことも学びたいという人にとって亜細亜大学はおすすめです。

亜細亜大学がおすすめではない人

・将来公務員や金融系に就職したい人

先述の通り、亜細亜大学の卒業生の進路は警察官を除く公務員や、金融系の職業に就職している学生がほとんどいないことを考えると、なかなか厳しい状況があります。

こうした亜細亜大学の学生が有名企業や上場企業に就職するためには早期からの資格取得や、亜細亜大学の入試でも取り入れられている一芸のような他の人が持ち合わせていない能力がないと厳しいと言えます。

将来のことを早期に考えて少しでも就職活動を有利に進めたい人には亜細亜大学はおすすめできません。

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