上智大学経済学部と青山学院大学経営学部はどんな大学？
基本情報
| 項目 | 上智大学経済学部 | 青山学院大学経営学部 |
|---|---|---|
| 学部設立 | 1948年 | 1966年 |
| 所在地 | 東京都千代田区紀尾井町7-1（四ツ谷駅） | 東京都渋谷区渋谷4-4-25（表参道駅） |
| 学部理念 | 本学部は、キリスト教ヒューマニズムの精神を基盤とし、現代社会の諸問題に対して、経済学と経営学を基礎とした複眼的な視点から判断して適切に対応できる能力を養い、グローバルな社会に貢献できる人材の育成を目指しています。 | 青山学院大学経営学部は「マネジメント」（経営管理）を中心に学ぶ学部です。現代社会では、さまざまな分野でマネジメントが求められています。企業のような営利組織はもちろん、病院や美術館のような非営利組織、自治体のような行政組織、さらにはアーティストのような個人も、目標を設定してそれを達成するには、マネジメントが必要です。青山学院大学経営学部で学ぶことは、まさに現代社会で活躍するための基礎体力を身につけることだといえます |
上智大学経済学部は1948年に設立され、所在地は東京都千代田区紀尾井町7-1、最寄駅は四ツ谷駅です。キリスト教ヒューマニズムに基づき、経済学的な視点からグローバル社会に貢献できる判断力と実行力を養成する教育理念を掲げています。
青山学院大学経営学部は1966年に設立され、所在地は東京都渋谷区渋谷4-4-25、最寄駅は表参道駅です。営利・非営利を問わず、多様な組織で活躍するためのマネジメント力を実践的に身につけることを目指しています。
大学の規模
上智大学経済学部の学生数は330人と、比較的小規模な構成です。少人数制を活かした授業が特徴で、学生一人ひとりへのきめ細かな指導と密度の高い学習が可能な学部です。
青山学院大学経営学部の学生数は520人です。中規模ながらゼミやグループワークに力を入れており、個人の成長を促す環境づくりに重点を置いています。
男女の比率
上智大学経済学部の男女比は55.9 : 44.1で、やや男子が多い構成です。多様な視点を取り入れる教育がなされており、性別を問わず幅広い進路が選ばれています。
青山学院大学経営学部の男女比は52 : 48で、ほぼ均等に近い構成です。協働作業を重視する授業も多く、バランスのとれた環境で学べる点が特長です。
初年度納入金
上智大学経済学部の初年度納入金は138.5万円です。国際性と学術水準の高さを考慮すると、納得感のある学費構成といえるでしょう。
青山学院大学経営学部の初年度納入金は142.5万円で、立地や教育体制の充実度を踏まえた上で、適正な学費水準です。
SNSでの評価
上智大学経済学部は「少人数で発言機会が多い」「国際系プログラムが充実している」「学生の雰囲気が落ち着いている」などの声が見られ、学術重視の環境が好評です。
青山学院大学経営学部は「ゼミ活動が盛ん」「教員が親身」「キャンパスが都心でアクセスが良い」など、実践重視と学生生活の両立に満足する意見が多く見受けられます。
合格難易度（偏差値・倍率）
偏差値(マナビジョン)
上智大学経済学部の偏差値は74で、全国上位0.82%、約122人に1人の水準です。高い読解力や論理構成力が問われるため、標準問題の確実な処理に加え、応用力も必要となります。
青山学院大学経営学部の偏差値は73で、全国上位1.07%、約93.2人に1人の位置づけです。基礎学力の定着と時間配分を意識した対策が重要です。
倍率
上智大学経済学部の倍率は4.4倍で、4.4人に1人が合格する計算です。複数科目でバランスよく点数を取る力と、限られた設問時間での的確な処理能力が必要とされます。
青山学院大学経営学部の倍率は3.9倍で、3.9人に1人が合格する試験です。出題傾向に沿った過去問演習と、基本問題の確実な習得が合格の鍵を握ります。
卒業後の進路
有名企業の就職率
上智大学経済学部の有名企業就職率は33.6%で、金融・商社・メディアなど幅広い業界での進路実績があります。国際的な視野と語学力を活かせる進路も豊富で、総合的な就職力の高さが評価されています。
青山学院大学経営学部の有名企業就職率は26.5%で、広告・金融・公務員といった分野に強く、都心立地を活かしたインターン制度や学内セミナーなど、キャリア形成の支援体制も整っています。
主な就職先
日本IBM（20名）
(株)リクルート（20名）
公務員（5名）
サイバーエージェント（5名）
上智大学経済学部では、アクセンチュア(株)（29名）、日本IBM（20名）、(株)リクルート（20名）、楽天グループ(株)（18名）、(株)NTTデータ（17名）などに就職しており、IT・コンサル・広告など実践的な業界への進路が目立ちます。
青山学院大学経営学部では、リクルート（7名）、公務員（5名）、サイバーエージェント（5名）などへの就職実績があり、メディア・IT・公務員など多様な分野へ進んでいます。
進学率
上智大学経済学部の進学率は6.40%で、一部の学生が大学院などで専門性を深める道を選んでいます。特に経済政策や国際経済の分野での研究志向が見られます。
青山学院大学経営学部の進学率は2.02%です。多くの学生は学部卒業後に就職しますが、実務に強いマネジメントスキルを高めるため大学院進学を選択する学生も少数ながら存在します。
留学生
受け入れ状況
上智大学経済学部の留学生数は2480人で、国際性を重視する大学らしく、学内には多様な文化的背景を持つ学生が共に学んでいます。英語での講義や国際経済プログラムも整備されています。
青山学院大学経営学部の留学生数は679人で、学部単独では少人数ながら国際交流の機会は用意されています。語学教育や留学プログラムの選択肢があり、国際志向の学生にも対応しています。
海外提携校数
上智大学経済学部の海外提携大学数は409校です。全学的な国際連携が強みであり、交換留学や短期研修の機会も豊富です。学部独自では少数ですが、大学全体のネットワークは広範です。
青山学院大学経営学部の海外提携大学数は180校です。英語圏を中心に学部間提携があり、実践的な国際経験が可能です。国際経営を志す学生にとって有利な制度も整備されています。
結局上智大学経済学部と青山学院大学経営学部のどちらが良いか
上智大学経済学部と青山学院大学経営学部は、いずれも国際性と実務力を重視した教育を展開しており、ビジネス系学部として魅力ある選択肢ですが、その学風と進路傾向には違いがあります。上智経済は少人数制の授業とグローバル教育が特徴で、コンサルやIT、外資系などの実践的な業界に進む学生が目立ちます。経済理論だけでなく、国際政治や開発経済との接続も重視され、広い視野を得たい学生に適しています。一方、青山学院経営は都心立地を活かしたインターンや企業連携が活発で、広告・IT・公務員など現代的なキャリアと結びついた実践教育に強みがあります。授業は参加型が多く、主体的に学ぶ姿勢が求められます。理論的な学びと国際性を重視するなら上智大学経済学部、実務重視で柔軟な進路設計を望むなら青山学院大学経営学部がおすすめです。