中央大学受験生必見!就職状況、学力、都会度、手厚さなど大学選びに必要情報をまとめました。

・中央大学の難易度、入試傾向、就職先などの情報が知りたい。
・中央大学でおすすめの学部はどこ?
・中央大学を受験する場合のおすすめの大学はどこ?

この記事は、そんな疑問を持つ方に向けて書いています。

結論としては、中央大学はGMARCHの内の1校として知られており、全国区の知名度と高い難易度を誇る私立大学大学です。就職先としては公務員や法曹といった行政や司法に関わる領域が多いという特徴があります。中央大学の学部の中で最も人気があり、おすすめと言えるのは法学部であり、難易度や実績を加味すると早慶上智にも引けを取らないと言えます。中央大学法学部を受験する場合には早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学等を併願校としておすすめします。

有名企業就職率
20%
大学偏差値
71.0pt
立地力
525.9pt
講師1人あたり学生数
7.8
学生数
25972
学部数
8
目次

実際に中央大学に行ってみた!

メインのキャンパスを東京都八王子市の多摩キャンパスに置き、理系は後楽園キャンパス、そして2023年からは茗荷谷に法学部のキャンパスを移動しています。

メインの多摩キャンパスは多摩モノレール線の中央大学・明星大学駅から徒歩0分の位置に所在しており、最も近いターミナル駅である立川まで15分、新宿まで1時間、東京まで1時間10分程度となります。

また、それぞれのキャンパスはかなり離れているため、キャンパス間のアクセスは良いとは言えず、各学部はほぼ独立していると考えて良いでしょう。

ぼう

中央大学は正直に言うと割と田舎な印象でした。
大学の周辺はほぼ森と住宅街のため娯楽施設等は皆無です。

ぼう

中央の多摩キャンパスは広々しており、緑も豊かでのびのび明るいキャンパスライフが過ごせる印象でした!
ただし、炎の塔に続く道は学生も少なく、空気感が違う印僑を受けました!

中央大学はどんな大学?

中央大学は1885年(明治18)年にイギリスの法学の教育を通して実社会が求める人材を育成することを目的として英吉利法律学校として創設されました。

文学部と理工学部を除いた全ての学部で偏差値70以上をマークしており、全国的な知名度もさることながら入学難易度も非常に高い大学と言えます。

学生数25972名と非常に大規模な大学でありながら、講師1人あたりの学生数が7.8名と比較的手厚い大学であることも高く評価でき、講師と生徒の距離も近い大学という側面もあります。

有名企業就職率が20%と非常に高い点も特徴として挙げられますが、それに加えて公務員や法曹などの法律を生かした進路を選ぶ学生が多いという特徴を持っています。

ポジティブな面は多いですが、一点デメリットを挙げるとするならば法学部と理工学部以外の立地が悪く、学外で行う活動において他大学の学生に比べて不利である点が挙げられます。

大学内で勉学に励む際は全く問題になりませんが、上級学年になるにつれて就職活動などで学外に赴き企業との連携が必要になることも多く、そういった面で見ると多摩の奥地にある中央大学は不利と言わざるを得ません。

中央大学の入試傾向は?

中央大学は学部が8個あり学部によって入試の傾向が大きく異なるため一概には言えませんが、どの学部も総じて単語力・文法力・読解力の全てを求める問題が出題されるため総合的な英語力が必要になります。

上記の内容に加えて、商学部・経済学部・文学部では会話文問題が例年出題されているため、高度な内容は必要ないがある一定程度の口語表現が必要になりますが、学校配布の文法教材に付属されている口語会話表現集などを用いて対策を行えば十分得点できる内容になります。

一方、法学部では高度な英作文問題と英文和訳の問題が出され、その他の学部以上に綿密な対策が必要になります。

ただ単に英文を訳す問題という訳ではなく、前後の文章の意味を捉えながら和訳をすることが求められるため、和文英訳力だけでなく英文の意味を正確に捉える構文理解力等も大切になります。

法学部は他学部に比べて記述による回答も多いため、私立大学入試といえど骨太の英語力が必要な入試となります。

中央大学の就職先は?

中央大学の就職先として人気なのは国税庁などの公務員や、りそなグループや明治安田生命などの金融系が目立ちます。

金融系は採用の人数も多いためランキング上位に入りやすい点はありますが、同レベルの大学に比べるとトップ10にランクインした企業が富士通のみとなっており、メーカー等の就職が少ない点も特徴として挙げられます。

就職活動の早期化が叫ばれる中で、大学1,2年次よりインターンシップや企業との連携などが大切になっている点を考えると、中央大学の立地が比較不利になっている点は否めず、就職先をより幅広く考えたい受験生は都心の大学も候補に挙げることを検討しましょう。

また、採用の人数自体が多くないためランキングには入ってきませんが、中央大学法学部が一大勢力を占める法曹界では裁判官や検察官に加えて、研究者、企業実務課などの法律実務家合計5000名以上の中央大学OBOGが活躍しています。

早稲田大学や慶應義塾大学にも引けを取らない中央大学法学部のブランド力は法曹界でも圧倒的であるため、将来法律を仕事にしたいと考えている場合は魅力的です。

中央大学でおすすめの学びは?

・建学より伝統とされる法学部法律学科

中央大学は建学より法学を治める大学であり、これまでに多くの卒業生を法曹界に送り込んできた実績があります。

法学部には法律学科、政治学科、国際企業関係法学科の3つの学科があり、法学科と政治学科はその中で7個のコースに細分化され、国際企業関係法学科は国際系・企業系科目を体系的に学ぶことができます。

法律学科

法曹コース
公共法務コース
企業コース

政治学科

メディア政治コース
国際政治コース
地域創造コース
公共政策コース

国際企業関係法学科

交渉力
提案立案力
論理分析力

それぞれの学科では学びを生かした進路選択ができますが、その中でも法学科の法曹コースは中央大学の強みを最大に活かした内容と言えます。

社会の第一線で活躍する卒業生のネットワークを生かした授業を展開しており、学生たちに生きた法律の授業が行われています。

特に1年次の法曹論の授業では裁判官・検察官・弁護士が担当をすることで、法律を扱う仕事とはいかなるものか、また法律家が社会でどのような役割を果たしているかなどの内容を、現場経験のある実務家から直接指導を受けることが可能です。

また、法律家を目指す上で大切なこととして自分の頭で考えることを挙げており、そのためには法律の知識だけでなく、歴史や哲学などの幅広い教養や語学力や表現力などのコミュニケーション能力も向上させることをカリキュラムに組み込んでいます。

法律の知識と人と社会への深い理解をもった総合力のある法律家を目指すのであれば中央大学法学部がおすすめと言えます。

また、法曹コースでは3年間で学部を卒業し、法曹を目指すための法科大学院への入学するコースとしての役割もあり、本来であれば大学4年間と法科大学院3年間の計7年要するところを、1年短縮することで6年間で社会に出ることが可能となっています。

大学卒業後の法科大学院に関しても中央大学法科大学院は充実しており、裁判官・検事・弁護士といった法曹三者への道はもちろんですが、公共政策や企業法務などに関わる人材の育成にも力を入れています。

数多くの強みを持つ中央大学法科大学院ですが、中でもエクスターンシップが魅力的な特徴として挙げられます。

エクスターンシップとは全国各地の法律事務所や企業法務部における実務研修のことであり、第一線で活躍する実務家の姿を目の当たりにすることで、法曹のイメージが一層明確となり、実際の法律現場を学ぶ経験に加え、長い学習期間の最大のネックであるモチベーションの維持にもつながります。

目指す自分の将来像に近いOBOGを見つけることは非常に難しいことですが、これまで多くの卒業生を輩出してきた中央大学法学部と法科大学院だからこそできるサポートであり、将来法曹を目指すのであれば非常に魅力的な制度と言えます。

中央大学を選ぶメリットとデメリットは?

中央大学を選ぶメリット

・法曹や公認会計士などを目指す学生が多く、将来に向けて持続的に勉強をしやすい

前述の内容でもありますが、中央大学は法科大学院への進学者や公認会計士試験合格を目指す学生が非常に多く、熱心に勉強する学生の人口が多い大学と言えます。

特に現行の司法試験が発足された後に試験に合格した卒業生は2,353名で全国第3位の実績を持ち、新司法試験に合格した放送のうちの8.12%が中央大学卒業生である点が中央大学の質実剛健さを物語っています。

大学受験とも重なりますが、難易度が高く長い時間を要する試験を突破するにあたって大切なことは知識だけでなく、そのモチベーションを維持し続けることです。

法学の勉強はもちろんですが、法科大学院に進んだ後の勉強をすることは中央大学でなくともできることですが、共に高め合う仲間がいることは勉強の練度に大きな差を生みます。

法曹や公認会計士を目指す勉強をする場所として最も優れた大学のうちの1つとして中央大学をおすすめします。

中央大学を選ぶデメリット

・法学部を除いた文系学部のキャンパス立地が悪く、就職活動等で不利に働きやすい

難関資格へのサポート体制や目指す仲間を沢山得られることが中央大学の強みでしたが、一方でキャンパスのアクセスが都心から悪く大学外でのイベントに手が回りにくいという点が中央大学の弱みと言えます。

資格取得のみを目指すのであれば、立地は一切関係ないと言ってもよく、極力勉強のみに専念する環境が優れていると言えますが、資格取得以外のイベントや就職活動は東京の都心で行われることが多いため、都心から距離のある中央大学は他大学に比べて不利な環境と言えます。

特に最近は企業の就職活動も早期化されており、インターンシップなどに1年次より参加する学生も増えています。

また企業側も早期に学生の能力や伸び代を見極めることができるため、インターンシップへの参加が実質的な1次選考となっている場合もあり、大学3年次より始まる本格的な就職活動時点ではすでに勝負が決している場合もあります。

こういった学外活動を重視するのであれば中央大学以外の大学を候補に入れることも検討しましょう。

余談ですが、中央大学法学部は2023年から茗荷谷という都心部のキャンパスに移転しており、立地面のデメリットが大幅に解消されました。

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